時は改暦1097年。1度滅んだはずの世界は、何故か再び人間が生きていける程までに再生されていた。
しかし『ゴースト』と言う化け物と『マタ』と言う病の影響で、今も尚死者の骸は積み上がる。
この化け物と病に抗うには、呪力と言う存在が必要不可欠であった。
ラインバレル・ルテーシアと言う青年も、『マタ』によって家族全員を失った。
彼は家族の仇を討つべく、『聖火隊』という対『ゴースト』の組織に入隊を申し出るが呪力が無いために門前払いを受ける日々。
そんな中、ラインバレルは『原初の災厄』と名乗る少年に窮地を救われる。そしてラインバレルを助けた後に『原初の災厄』は彼に世界の真実を語る。
この世界に隠された真実——それは、リアムという『マタ』と『ゴースト』を生み出す邪神の暗躍。それを聞いたラインバレルは『原初の災厄』の力を借りてリアムを討つべく共に、リアムのいる『ラジアータ』を目指すことになる。
そして彼が世界の真実を知ったとき、討つべき敵は2人存在する。
天を討つか邪を討つか――それはラインバレルが断罪者として完成されるかにより左右されるのだ。