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短編
『シニフィアン』って言葉があるじゃん。あれって、何かお上品な喘ぎ声っぽくない?
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2020年04月17日
短編
夢を見た。 私は昼下がりの3年C組の教室にいて、窓際の席に座っている。教室の中には誰もいなくて、外を見れば青みがかった木の葉が風に吹かれてかすかに揺れていた。明かりのついていない教室は、窓から差し込む陽の光で左半分が白く照らされ、右半分は灰色に沈んでいる。穏やかな静寂が、黒板の右隅に書かれた日直の名前が、角の塗装が剥がれた机が、夢見心地の靄がかった意識をはっきりとさせていく。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2020年02月28日