交通事故で死んだ俺は、戦国時代に転生する。
父親への反発と、見に迫る危機から逃げるように仕官した先の大名家。
そこで待っていたのは、胃薬必須の人外魔境だった。
「盛敦どん、種子島買(こ)てきて」
「いや、家貧乏ですからね!?そんな金無いからね!!!」
「盛敦どん、釣りに行く(いっ)どー!」
「待って!あんたが行っちゃ駄目だってば!!!」
「あげん田舎もんに振る尻尾は持ち合わせてなか」
「待って!戦力差!!考えて!!!」
「盛敦どん。おいはそげん影か薄いっちゃろか。」
「………。」
「何か言っちくいやんね。」
「ちっと、大陸に行こかいねー」
「止めて!多方面からの苦情が怖いの!!!連載出来なくなっちゃうのおおおおお!」
日本の南端で、男の悲鳴がこだまする。