ーー世の中には、コイツだけは怒らせちゃならねえって奴が何人かいる。
自分に余程の自信が無いのなら、喧嘩を売っちゃならねえ、肩をぶつけるのもいけねえ、目だって合わせちゃいけねえって奴だ。
そう言う奴の一人がこの俺、御子神恭也さんだーー。
最初は、ただのガキ同士の喧嘩の筈だった……。
ワガママで狂暴、大の女好きの主人公“御子神恭也”は、ある喧嘩を切っ掛けにヴァンパイアとの闘争に身を投じていく事になる。
この国の闇に暗躍するヴァンパイアに対し、これを迎え撃つ政府直轄の極秘組織と密教の総本山である高野山が暗闘を繰り返すなか、事態は政府や人間社会全体を揺るがす大事件へと発展して行く。
この国と、人間社会の存続を根底から揺るがす『真の神宝』とは。
序盤の軽いノリから、章を重ねる毎にハードな内容になっていきます。
尚、
この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。