「復讐なんか救いようのない馬鹿のすることだ、興味がない。僕は、ただ、仕事をするだけ」
かつて米軍の特殊任務部隊を指揮した名うての狙撃手は、ある作戦の失敗を機に階級と、それ以上に価値ある多くを奪い去られた。
軍を離れ、すべてから逃れるために民間軍事会社の一員として戦地へ再び降り立つ男を待っていたのは、身寄りのない少女兵と、ただ無為に流れる血河。自らを拾い上げた銀髪の工作員、セシリアに導かれるまま、彼は銃を手に、進むべき道を切り開いていく。
これは、最前線に立ち続けたある戦士の物語。
――「これは僕の物語、僕の戦い」
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