「ねえ、彼女のお話を聞かせて。キシリアの魔女の物語」それは、とある女の貴種流離譚。
物語のヒロインの名は、マリア。自分を守ってくれる父親を喪った少女は、生きるために女となった。女となって多くの男を誑かし、たったひとつ残されたものを守ろうとした。そして彼女は、気高くも美しい傾国となった。
全てを失って故郷を逃げ出し、やがて大国を揺るがすほどの女となっていくマリアの、権力と寵愛を巡るおはなし。
※ハニトラも辞さないヒロインによるピカレスクな権力闘争と愛憎劇につき、貞操観念や倫理観に問題のある部分多め。主人公サイドのキャラも清廉潔白な人間ではありません。(ネット小説大賞コミックシナリオ賞を頂きました)
(2024年7月4日より冨月一乃様作画、新潮社出版にてピッコマより配信となりました。)