「補助魔法しかロクに使えない能無しの魔法師はこのパーティには必要ない。お前はクビだ、アレク・ユグレット」 それはある日突然、王太子のダンジョン攻略の付き添いとしてパーティーに加わっていた宮廷魔法師——アレクに突き付けられた追放宣告。 そしてパーティーどころか、王太子の嫌がらせにより宮廷からも追放され、途方に暮れていたアレクに声を掛けたのは、〝魔法学院〟時代の友人であった。 「————ねえ、アレク。ボク達と一緒にまた、ダンジョン攻略をする気はない？」 かくして、かつて共にパーティーを組んでいた友人らと共に、アレクは第二の人生を歩む事に。 これは、飼い殺し状態であった元宮廷魔法師の冒険譚。 ４年前、『伝説』とまで謳われた４人パーティー〝ラスティングピリオド〟の名は次第に世界中に轟く事になる————。

たった一つのボタンで全てが終わり、全てが始まる。 いつもの様に仲間とゲームをして終わるはずだった… 　━━━━━━━━━━━━━━━ 　異世界転生アプリ ━━━━━━━━━━━━━━━ このアプリの名前を一生忘れることは無いだろう。 そして、共に旅した彼らのことも。

偶然にも多くの人を助け異世界転生を果たした俺だが、今世でも踏んだり蹴ったりな気がする。 『俺TUEEEイケメンチート』なのになぜだ。 ※R15、残酷描写は保険です。 ※砂臥　環＆砂礫零　コラボ小説。