終焉戦争。
突如として始まった戦いは、高度に発展していた科学文明を破滅へと導いた。
それから数千年。
遙かなる時を経て、人類は別の文明を構築する。
高度な科学技術の痕跡が一切見られない、まだまだ発展途上の新文明は、実は、前文明を滅ぼした何者かによって創りだされたものだった。
その新文明の一国家、ラクドレリス帝国の兵士見習い、ベイル=アロウナイトは、軍から理不尽に切り捨てられ、命の危機に晒された。
彼は、太古の遺跡の地下に眠る軍事施設で目を覚まし、そこで出遭った管制AIのNEoN(ネオン)に、ある取引を持ちかけられて……
【補足】
いわゆる「異世界もの」と似たような中世近世風の世界観ですが、魔法の類は出てきません。
また、裏設定的な感じですが、現実の世界地理とリンクしています。
ただ、物語自体は現実の世界地理と関連付けなくても読み進めることができるよう、表現を工夫しています。
「異世界もの」としてお読みいただいてもよし、現実とリンクした「SFもの(ポストアポカリプスかな?)」としてお読みいただいてもよし、の二段構成となっております。
ですので、小難しいことは抜きにして、読みたいように読んでいただければ幸いです。