なんとも頼りない召還方法で、神殿ぎゅうぎゅう詰めの人数で異世界に
やってきた万里子。
消去法で減らされたが、残ったのは2人。でも求める姫は、1人。
本物はどちらなのか?
緊迫した空気の中、見た目が地味な万里子はポイッと放置される。
「姫じゃない」と言われたのに、元の世界に戻れない……。
目立つ事が大嫌い! これまで華やかな兄妹の陰に隠れて生きてきた地味な主人公が、異世界で地道に生きてゆこうと心に決める。
が、それは周りが許さない。
いつの間にか個性的な人達に囲まれ、それでもマイペースな万里子のゆっくりゆっくり進む物語。