鈴鹿和三郎は警視庁公安8課に移動となった。本部があると言われて訪れた場所に現れたのは、同僚だと名乗る謎のポニーテール美少女・淡島ハルコだった。そのとき、某警察ドラマを装ったスーパーナチュラルなドラマのことが和三郎の脳裏に過ったのだった。
自分は良からぬ状況に陥り始めている!?
案の定連れて行かれた先は、資料室みたいな薄暗がりな場所だった。しかも、公安8課はお約束通り通常の警察業務からは逸脱した業務に従事していた。
和三郎は知らぬ間に「御仏アブダクション事件」「海百合の挑戦事件」「記憶メディアが衰える時事件」「木造の月事件」といった異様なオカルト事件に、淡島ハルコが嘯くサブカル的蘊蓄と共に巻き込まれていくのだった。