年度末のハードな仕事。やっと取れた休日。
気分転換にと、ちょっとした旅に出る。
何かと気付けば、魔法陣の中。
魔法使いはお前は擬態魔動物だなと言う。
自らを見れば人間の男の姿だが手足には鱗模様。
確かに微妙に異なる。
そして相手の言葉は分かるが言葉にできない。
この喉からは鳥のような美しく澄んだ鳴き声。
う。これは夢の中だと思いたい。
何も知らない異世界。こちらは無力。どうするか。
そう。命あっての物種。
生き残ってさえいれば元の世界へと帰る機も訪れる。
ならば自ら従魔となることを受け入れよう。
メンタルタフな独身男性36歳、大森直人(おおもりなおと)。
特殊能力なんてない。
〇この物語はマヤ、アステカの神話をベースとした、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界です。主人公は大変な目に遭いますが、元の世界に戻れることを夢見て健気に生きていこうとします。そして彼は、少しずつこの世界の事を知り大きな流れへ。
◇一話2000~3000字くらいです。ほとんど内容は変わらないですが、随時改稿をしています。誤字報告歓迎です。とても助かっています。
◇この物語は不定期更新ですが、まだまだ続きます。ここまで書けているのも読まれている方々がいらしているからです。ありがとうございます。もちろん、ブックマークや評価も大変励みになり嬉しいです。今後とも、よろしくお願いします。