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連載 完結済 200エピソード
【ノベル発売中&コミカライズ進行中!】  世界の誰もが与り知らぬ所で降って湧いた厄災が徒党を組んで人類に牙を剥いた。  魔物。魔族。獰猛で残忍なそれらは瞬く間に人類の生存圏を侵食し、世界は存亡の機に瀕することとなった。  脆弱な人類に残されたのは滅びの運命だけ。そんな人類を憐れんだ女神は救世主を遣わした。  勇者。魔を祓う絶大な力を持ち、幾度でも蘇る不屈の魂を持つ英傑。  彼らの目覚ましい活躍により魔は討たれ、人類は再び安寧と平和を取り戻した。  しかし、魔は完全に滅びることはない。救世の勇者の子孫は今なお人類の平和のためにその力を振るって下さっている。  勇者に感謝を! 女神様に感謝を! 子供なら誰もが聞かされる寝物語だ。 「つまり力があるし何度でも死ねるから魔物と戦ってこいってことだろ? 冗談じゃねぇ。クソみてぇなプロパガンダに付き合ってられっかよ」  あらゆる補助魔法を操る勇者の一人であるガルドは名声も賞賛も欲さない。民草の平和のための礎になるなど真っ平御免だった。  自由。厄介事を勇者に押し付けて民草が享受しているそれを、なぜ勇者である自分が得られないのか。そんな理不尽あってたまるか。  ガルドは頭に響く救援要請を知ったことかと棚に上げ、今日もスリと悪巧みに熱を上げる。 ※2025/3/1 TOブックス様より第2巻が発売ました! ※当作品は「カクヨム」にも掲載しております。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月31日
連載 284エピソード
 始まりは名前も知らない異世界の地だ。そこの薄汚れた下水道で、俺は浮浪児共に抱き着かれた格好で目を覚ました。  チート? んなもんねえよ。あるのは、朧気な『ディートハルト・ベッカー』とかいうガキの記憶と、そいつにあったアスクラピアの『神官』としての力。俺は生き残る為に、こいつを少しばかり使える力にしなきゃいけない。  アスクラピアの二本の手。  一つは癒し、一つは奪う。  彼の者は永遠に一である。  多に分かれても一である。永遠に唯一のもの。  一の中にこそ、多を見出だせ。  多を一のように感じるがいい。  そこに始まりと終わりがあるだろう。  そして――  風に揺らぐロウソクよ。一思いに死ね!  母によって作られたものは、皆、死を目指すのだ!  熱き血よ。お前はもう消え去れ、そしてそれを喜べ。  死は歓喜であり、全ての困難からの解放である。  心臓よ。お前の熱き血を天に飛散させよ。  潔く散れ!  青ざめた唇の女。本性は蛇。復讐と癒しを司り、自己犠牲を好むしみったれた女神、『アスクラピア』に永遠の祝福(災い)あれ!! 第一部少年期スラム編終了。第二部少年期教会編終了。第三部少年期『聖女』編終了。第四部青年期『使徒』編終了しました! ネトコン11小説賞入賞しました!
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月29日
連載 77エピソード
クラゲに殺されクラゲに転生した俺。 異世界らしき海中では目も見えないし耳も聞こえないし体の感覚もない。 不安しか感じないそんな状況で思い出すのは、クラゲマニアになった甥っ子「まーちゃん」の言葉。 『海亀とかペンギンはぁ、クラゲをいっぱいたべるんだよぉ』 そして始まる命をかけたサバイバル。 海亀とペンギンの影に怯えながら、俺は生きるために必死の活動を開始する! 獲物を触手で捕らえて捕食する。スキルを使って戦いを繰り返す。レベルを上げて進化を続ける。 このゲームみたいな異世界で目指すのは、とりあえず海亀すら撃退する最強のクラゲ!! ……だったん、だけど。 『喜べクラゲよ。お主に妾の加護を与えよう。さすれば我が使徒となり、妾の手足となって働くのじゃ!』 俺の目の前に現れたのは海神を名乗る女神様。 半ば無理矢理使徒にされたクラゲは、女神様の使徒となって、この異世界に関わっていくことになる――。 ……あの、使徒って給料とか出ますよね? 注・女神様登場まで、少し長めです。序盤はクラゲのサバイバルが主になります。 本作は「カクヨム」でも投稿しています。
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2022年11月03日
連載 588エピソード
*活動報告にて、書籍七巻刊行、コミカライズ情報掲載中。番外編もあります。 恵まれた生まれながら家族仲のよろしくなかった男が生まれ変わったのは、帝国が大陸全土を掌中に収めた魔法のある異世界。転生して皇帝の長男アーシャになったが、血筋のせいで嫡男ではない。だったらいっそ嫡男の弟に任せつつ、前世ではありえなかった仲良し家族を目指そう。 宮殿の端に追いやられつつ、誰も目を向けずにいる錬金術を趣味にして好き勝手。さらに科学ではありえない知性体を生み出し、セフィラと名付けた。知性体を育てつつ、アーシャはのびのび自由を謳歌……したかったのだが、皇帝長男の動向に貴族たちは疑心暗鬼でちょっかいをかけて来る。子供のふりで逃げたり、時にはやり返したりしながら、アーシャは宮殿の端で忘れ去られた錬金術の可能性を広げていく。 「弟にはいつになったら会えるかなぁ」 *以下にご注意ください。  ・主人公の立場は弱いまま、皇帝になりたくないので成り上がりません。  ・死人が出るような報復はありません。  ・五話ごとに閑話が差し挟まります。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月28日
連載 272エピソード
 誰もあなたの言葉を理解できない。  隣の友愛、目の前の憎悪、そして自分でさえも。  文脈と権威に縋ろうと、飾り立てた借り物が心に届くことはない。  それでも理解を求めるとき、対話は互いの既知を利用する。  自明の参照と引用、暗黙の了解と引喩。  未知の言葉はそこになく、あなたは安らぎの中で相互理解の夢を見る。  幻想再帰のアリュージョニスト。  合わせ鏡に理想の像、反射するのは無限の試行。  永劫の果て、理論上の世界平和は達成される。  いつか、必ず。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月14日