武器の卸しを営む大手武器商会に勤める主人公グースは、いつも上司からグズだノロマだとバカにされていた。
そんなある日。
「てめぇなんかクビだっ!」
グースは無能な上司に商品クレームの責任転嫁をされ、追放されてしまう。
「自分の仕事が遅いのが悪いんだ」
グースはそう反省した。
しかし本人も、元職場の誰もが気づいていなかった。
実は彼の検品は超緻密な上に、修理も性能テストも性能強化も行う、〈神業レベル〉の武器メンテ技術だったのだ。
それに気づかない元上司は、グースが去った後に不良品の大量発生に見舞われる。
/// 一方、知り合いの武器屋に再就職が決まったグースの元には、この国屈指の勇者やライバル企業の美女社長までが、彼を求めて現れる。
その後グースを逆恨みした元上司が仕返しのために現れた。
しかしグースは武器メンテ技術の鍛錬の過程で得られた、チート級の剣技をも身につけていたのだった……
/// これは無能な武器検品係と蔑まれた男が、その〈神業レベル〉の武器メンテ技術と、圧倒的な剣技のおかげで、大陸で最も影響力のある武器商人へと成り上がっていく物語。
──その若き頃のお話です。
※約13,000文字の短編。全3話で完結する予定です。
(長編化するかどうかは検討中です)