ごく普通の高校生だった斎城拓巳は、ある日、真っ白な部屋で目を覚ます。
彼を目覚めさせた少女は、ここが神界であり、自らを『運命を司る女神・サクラ』と名乗った。
サクラ曰く、タクミは本来、エルガイアと呼ばれる異世界に生まれる予定だったが、先代の『運命を司る女神』の悪意によって、地球は日本に生を受けた。
このままエルガイアに戻らなければ、エルガイアは元より、地球すら滅び去ると告げられ、やむなく、異世界への移住に同意する。
だが、境遇に同情したサクラの兄『ツカサ』の好意で、まずは神界で修行することに。
異世界の知識を『知識と魔術の神・エルミナ』に学び、修行相手として自ら名乗りを上げた『闘争の女神・オルフェリア』に鍛えられ、それぞれの加護を得たタクミは、異世界にて、冒険者として身を立てることを決意する。
※主人公は多くの伸び代を持ちますが、最初からチートではありません。
※1章はすべてチュートリアルです。まだ冒険には旅立ちません。
※作者の癖で、説明文が冗長です。これから読まれる方は、ご了承の上お読み下さい。