高校に入学した俺は、念願の図書委員になって平和で平坦で平凡な暮らしをゆっくりと満喫できる……はずだった。
そんな俺の前に現れたのは、無口で無愛想なクラスメイトの梔子コトバ。波風たたない日常をこよなく愛する俺と、無口な梔子に降りかかってきたのは、〝神様〟〝妖精〟そして〝詐欺師〟!?
その詐欺師曰く、俺が梔子の純潔を奪わなければ、梔子が神に呪い殺されてしまう、だって!?
これは平和を愛する俺と、おしゃべりな友人たちがラブとかコメディとかバトルとかしながら感情と言葉を失った梔子の心を紡いでいく物語。
なあみんな、少しは梔子を見習って静かにしたらどうなんだ! え、むり? そうだよなわかってたよ!
「でも誰でもいいんだ頼むから、あの娘たちのべしゃりを止めてくれ!」