ブックマーク一覧 完結済 全194件
連載 完結済 9エピソード
「マリア。私は、君との婚約を破棄しようと思う。承諾してくれるだろうか?」  テオドール伯爵家の令嬢である私は、イシュトヴァーン公爵家のグラディスから婚約破棄を通告された。  私の目の前に、婚約を確かなものとしていた血の契約書が置かれ、事実上、その撤回を要求される。 「……分かりました。承諾いたします」  私はグラディスの圧力に負け、彼との婚約破棄に同意した。  しかし、私には婚約破棄された心当たりがあった──。  自由に動かない両足だ。貴族学園で悲劇的な事故に遭い、私の両足はただの飾りと化していた。  公爵夫人としての仕事をまっとうにこなせない私など、不要というわけだ。  そして、私は事故に遭ってから、婚約者だけではなく友人達も失った。  ……いや、仮初めの友人達が、私の下を去っていった。 「私にはもう、誰もいなくなっちゃったなぁ……」 「……マリア様。そんなことを言わないで下さい。まだ私がいます」  私の呟きに侍女のエルザが目から涙を溢れさせる。  ついには、大粒の涙を流して、子供のように泣き出してしまった。  私は、そんなエルザを見て、軽く微笑みながら優しく語り掛けた。 「エルザ。そんなに泣かないで。実は私、スッキリしてるんだ」 「……マリア様?」 「私はもう自由なの。これからは、『公爵夫人になるのに』と咎められることもないのよ?」  私は真っ青な大空に右手をグッと伸ばすと、雲をつかみ取るように手の平を握りしめる。 「私の前には、希望に満ちた無限の未来が広がってるのよ! 私は諦めない! 私はこれから、エルザと一緒にたくさんの幸せを手に入れるんだ!」  これは、全てを失った伯爵令嬢が、持ち前の明るい性格を生かして、より良い未来を求める物語です──。 ※当初、短編として公開予定でしたが、あまりにも長くなってしまいましたので、九話に分割しました。 【ランキング履歴(最高記録)】  日間異世界〔恋愛〕 20位 (2023/12/11 13:00)  日間ランキング〔総合〕 23位 (2023/12/11 13:00) 応援していただき、ありがとうございます! 【第12回ネット小説大賞】 一次選考通過しました! ※「カクヨム」にも掲載しています。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年12月06日
連載 完結済 59エピソード
【本編・番外編完結】 ブラック企業の限界社畜予備軍、久楽下灯花(くらした とうか)は賑やかな金曜夜の駅前から突如異世界へと飛ばされた。 現地で辺境伯エドガルドに保護され、言葉も通じない異世界で懸命に学ぶ灯花は「漂流人」と呼ばれる異物である自分の居場所を探すことにする。 そうして赴いた王城で、灯花は同じく漂流人である『聖女』さまに出会うことになるが―― 無能のオマケと囁かれ気が滅入っていたら『聖女』さまが死んだ!? 王城は魔窟の気配、もう長居は辛いかもしれない……じゃあどうしよう。 そんな疲れ果てた主人公が幸せを目指す物語。 ※1話が1500~2000字でさっくり読めます(後半は2000字超えが普通になります)
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年01月06日
連載 完結済 35エピソード
***2023年9月1日に、講談社Kラノベブックスf様より書籍化されました! これも皆様の応援のお蔭です、本当にありがとうございます。もりこも先生によるコミックも2023年11月30日に第1巻が発売されましたので、是非ご覧ください!(コミックアプリPalcy様でも連載中です)*** エディスは不幸な事故で両親を失ってから、引き取られた父の実家のオークリッジ伯爵家で、義父母となった叔父夫婦と、義姉となった従姉妹のダリアに冷たい仕打ちを受けていた。 ある時、オークリッジ伯爵家に、伯爵家が多額の借財をしているグランヴェル侯爵家の長男、ライオネルとの縁談が舞い込む。この縁談は実は訳ありで、顔合わせの場で、病に侵されたライオネルの姿を見て慄いたダリアが両親に懇願した結果、エディスが彼女の代わりにライオネルと婚約することになった。 「ごめんね、こんな僕と婚約だなんて。僕は医師から余命一年と言われているから、結婚までは持たないと思う。申し訳ないけれど、一年だけ我慢してもらえる? 一年間の婚約契約だと考えてもらって構わない」 そう言う誠実そうなライオネルのことを、エディスは献身的に支え始める。この世界から、魔法の力は随分昔にほぼ失われたと言われている中で、実はエディスには、親から受け継いだ特殊な能力があった。 エディスがライオネルの側で支えるようになってから、彼は奇跡的な回復をみせ、元の美しい姿を少しずつ取り戻し始める。そんな彼はすっかりエディスのことを溺愛するようになり……。 ハッピーエンドのラブストーリーです。 また、恐縮ですが、一旦感想の受け付けを停止させていただいています。 ***2022/8/3夜、8/4朝、8/18夜のランキングで日間総合1位に、2022/8/8、8/19、8/24に週間総合ランキング1位に、2022/8/20-9/7に月間総合ランキング1位になりました。読んでくださっている皆様、どうもありがとうございます。皆様のお蔭で、四半期総合ランキング1位と、年間異世界恋愛ジャンル1位になりました。***
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年08月04日
短編
ディアドリーは、前世の記憶を思い出し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生していることに気が付いた。 破滅ルートを回避すべく、ヒーローのフィリップから距離を置くことにしたディアドリーだったけれど、ヒロインであるはずのフローラが転入生を虐めている現場を目撃してしまう。それも、フィリップと親しくしているのが気に食わないという理由で。 咄嗟に転入生のミュリエルを助けたディアドリーは、腹黒ヒロインよりもミュリエルの方がフィリップに相応しいと、性格まで可愛らしい彼女を応援することにした。けれど、事態は思わぬ方向へと転がっていく。 (カクヨム様にも掲載しています) ***2023/10/16夜から10/18朝の日間総合ランキングで2位になりました。応援してくださった読者様、どうもありがとうございます。***
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年10月14日
連載 完結済 17エピソード
ある日前世の記憶が戻りました。 そして気付いてしまったのです。 私が我慢する必要ありますか? ※ 株式会社MARCOT様より電子書籍化決定! コミックシーモア様にて12/25より配信されます。 コミックシーモア様限定の短編もありますので興味のある方はぜひお手に取って頂けると嬉しいです。 リンク先 https://www.cmoa.jp/title/1101438094/vol/1/
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年12月03日
連載 完結済 37エピソード
グレイス・ターナーは「亡国の聖花(せいか)」という小説において、ヒロインを虐めて陥れる悪女だった。 しかし実を言うとそれは、夫、リアム・クレスウェルに仕組まれたもの。 しかもこのリアムは、ありとあらゆる事件を裏で誘発させ人々を操り、破滅へと追いやったラスボスなのだ。 その情報が知られ始めるのは、小説の最後の最後。つまり、それまで、リアムは人々に愛され、同時に人々を慈しみ分け隔てなく施しを与える、聖人公爵として誉めそやされる。 そして当のグレイス自身も、リアムに心酔したために道を外れた愚か者の一人だった。 絶対に破滅したくないグレイスは、とにかくリアムには関わらないでおこうと開かれる夜会で彼を避け続ける。しかしそれを理由に逆に目をつけられ、挙句前世の記憶を思い出した影響か、魔力を全て弾く代わりに魔力の使えない特殊な体質になってしまったことを知られてしまったのだ! 魔術が使えない貴族令嬢など、迫害の対象だ。 婚約者になれば口外しない、と半ば脅される形で小説より一年早く婚約させられてしまったグレイスは、ならばせめて彼のラスボスフラグをへし折ろうと動き始める―― 「私が、あなたを好きになることは絶対にありません。あなたが、私を好きになることが絶対にないように」 「それはつまり、わたしがあなたを好きになれば、あなたもわたしを好きになってくださる、ということでしょうか」 これは死亡フラグをへし折りたい訳あり令嬢と、彼女を囲い込んで落としたいラスボス(予定)な公爵様の攻防戦。 2022/12/5、書籍化決定しました!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年12月02日
連載 完結済 17エピソード
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 *誤字報告ありがとうございます! *2023.9.19  日間ランキング3位 Σ(゜ω゜)!?  本当に、沢山の方々に読んで頂いて感謝です。  評価や感想もありがとうございます。 *2023.9.23  後日談を投稿しました。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年09月23日
連載 完結済 2エピソード
 侯爵令嬢ルイーゼ・ロッチは第一王子ジャスティン・パルキアディオの婚約者だった。  しかしそれは義妹カミラがジャスティンと親しくなるまでの事。  カミラとジャスティンの仲が深まった事によりルイーゼの婚約は無くなった。  ショックからルイーゼは高熱を出して寝込んだ。  高熱に浮かされたルイーゼは夢を見る。  前世の夢を……  そして前世を思い出したルイーゼは暇になった時間でお菓子作りを始めた。前世で大好きだった味を楽しむ為に。  しかしそのクッキーすら義妹カミラは盗っていく。 「これはわたくしが作った物よ!」  そう言ってカミラはルイーゼの作ったクッキーを自分が作った物としてジャスティンに出した…………──  そして、ルイーゼは幸せになる。 〈※死人が出るのでR15に〉 〈※深く考えずに上辺だけサラッと読んでいただきたい話です(;^∀^)w〉 ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇ご都合展開。矛盾もあるかも。 ◇アルファポリスにも上げてます。 ※ちょっと感想欄閉じます。 ※誤字報告ありがとうございます!
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年07月27日
短編
地味な伯爵令嬢イリスは多くの発明品を生み出していた。そんな中、王命により婚約者が決まった。イリスは婚約者のアロイスの事を、外れくじを引かされたかわいそうな人だと思っていたのだが... 時代設定はふわふわです。 ※いじめの表現がありますのでご注意ください。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年11月13日
短編
侯爵家に嫁いだ男爵令嬢リリアーヌは早々に夫から「君を愛する事は無い」と言われてしまった。 結婚は両家の父が取り決めたもので愛情は無い婚姻だったからだ。 お互い様なのでリリアーヌは自分も同じだと返した。 その結果……。 ※ 誤字報告いつもありがとうございます。感謝しております。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月04日
連載 完結済 14エピソード
貧乏男爵家令嬢のリリアンは聖女の資質はあったが、正規品のポーションを作れなかったので、上司の騎士団長に落ちこぼれと判断されて、左遷させられた。 失意の中、左遷先の故郷に戻り、新たな上司と出会った。 彼はシオンといい、片腕のない騎士だ。 彼にお裾分け用のポーションをあげたところ、なんと彼の傷が治り、腕まで生えた。 「ポーションって、すごい効果があるんですね。初めて知りました」 「いや、普通のポーションで腕なんか生えないからね? リリアンさんが普通じゃないんだからね?」 「え?」 落ちこぼれと言われたリリアンが上司のおかげで大聖女となり、不遇な立場にいた上司も救っちゃう話です。 約2万7千字程度で完結です。 誤字脱字報告ありがとうございました! 11月5日正午頃、日間総合ランキング1位になりました。応援ありがとうございました! 11月8日週間総合ランキング1位もありがとうございます! 第4回アイリス異世界ファンタジー大賞にて審査員特別賞を受賞しました。ありがとうございます! 一迅社様アイリスNEOノベルアンソロジー◆聖女編に改稿されたものが掲載されています。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月10日
短編
「別れよう、アルヤ」 輝かしい金の髪をかきあげながら、ゴットロープは酔いしれたように呟く―― 私とゴットロープ様が対等だったことなどない―― 気の弱い令嬢が強かに成長して幸せを掴む物語。 アルファポリス・ムーンライトノベルズにも掲載。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月11日
連載 完結済 14エピソード
公爵夫人のエレクシアは、ある時夫であるリチャードから突然離縁を申し出られる。 政略結婚ながら、今までエレクシアとリチャードは夫婦として上手くやっていた。 それなのになぜ……と瞠目するエレクシアに突きつけられた離縁の理由は、何と「前世の恋人に出会ったから」だった! 離縁するまでのエレクシアとリチャードの葛藤、それから『前世の恋人』の真実とは? ------------------ 貴族制度などの異世界設定はフワッとしています。 NOざまぁです! 初日→3話投稿、その後1日1話投稿。 全14話/完結まで書き上げ済み。 毎日17時投稿。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年10月08日
連載 完結済 25エピソード
「……求婚相手を間違えた。私が望んだのは君ではない」 子爵令嬢クラリス・シーヴェルトは、求婚されて出向いた公爵邸で対面したオスカー・ガルドビルドにそう言われ、冷たい視線を投げられる。 どうやらオスカーはクラリスではなく、社交界で『春の妖精』と呼ばれるぐらい可憐な容姿の義姉・イベリンに求婚するつもりだったようだ。 ───やっぱり、私を受け入れてくれるところなんてどこにもなかったんだ………。 シーヴェルト子爵家の一人娘として生まれたクラリスは、両親の死後に子爵家を継いだ義家族に虐げられていた。 オスカーから婚約破棄されたところで、クラリスに帰る場所はない。 娼館で働くか、修道院に入るか───。 そんなことを思案しながら公爵邸を出ようとすると、一人の騎士から声をかけられる。 *********** ◇全24話(完結まで書き上げ済み)。 ◇初日は3話投稿、それ以降は毎日7:00と17:00に予約投稿します。 ◇貴族制度等はオリジナルかつフワッと設定。 ◇話によって視点が変わります。(タイトルに記載)
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年03月20日
短編
 王太子殿下が好きすぎるキャロライン。好きだけど嫌われたくはない。そんな彼女の日課は、王太子殿下を見つめること。  いつも王太子殿下の行く先々に出没して王太子殿下を見つめていたが、ついにそんな生活が終わるときが来る。  聖女が現れたのだ。そして、さらにショックなことに、自分が乙女ゲームの世界に転生していてそこで悪役令嬢だったことを思い出す。  王太子殿下に嫌われたくはないキャロラインは、王太子殿下の前から姿を消すことにした。そんなお話です。  ちょっと切ないお話です。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年05月27日
連載 完結済 29エピソード
前世の記憶を持つアドリアーナはこの世界が乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢だということを知っていた。乙女ゲームにありがちな学園物のストーリーで、卒業前のプロムで全生徒を前に悪役令嬢が断罪されて、ヒーローとヒロインが結ばれるというありがちなストーリーだ。 「でも、悪役令嬢はヒロインを虐げるから悪役令嬢なんであって、何もしなければ悪役令嬢になるはずもないわよね?」 ここはゲームの世界のようだが現実なので、ありえない罪で裁かれるはずもないとアドリアーナは楽観的に考える。むしろ容姿端麗成績優秀、お金持ちで公爵令嬢で王太子の婚約者というハイスペックなアドリアーナに転生したことを喜ぶべきではないのか! そんな風に思っていたアドリアーナだったが、十歳の時に婚約したヴァルフレードを前に、妄想していたハッピーライフは砕け散った。どうやらヴァルフレードはアドリアーナとの婚約が嫌で嫌で仕方がないらしい。アドリアーナとの婚約は政治的なバランスを考えて整えられた政略結婚なので恋愛感情が伴わなくても致し方ないが、夢見る乙女のような少年ヴァルフレードは、自分が好きな女性と結婚したかったのにとことあるごとにアドリアーナを詰った。 アドリアーナは自分の未来に絶望したが、学園に入学後、彼女はもっと大きな絶望を知ることになった。 アドリアーナは何もしていないのに、あっという間にヒロイン・クレーリアを虐げている性悪女だと噂になったのだ。何をしようとも状況は改善せず、悪化の一途をたどる。そしてついに訪れたプロムで、アドリアーナは婚約者ヴァルフレードから婚約破棄と東の辺境にある離宮への幽閉が言い渡された。 茫然とするアドリアーナ。しかし、アドリアーナはよく考えてみる。ヴァルフレードとの婚約破棄は、願ったりだ。そして、命が取られるわけでもない。 「ゲームはこれでエンディングだし、これ以上わたしが巻き込まれることはないわよね」。 アドリアーナは心機一転、幽閉先で悠々自適な生活を送ることを目指そうと、うきうきと幽閉先へ向かったが―― 「クレーリアの能力が足りないからわたしに側妃になれってふざけてんのか‼」 しばらくして送り付けられてきたヴァルフレードの手紙にアドリアーナはブチ切れる。 それどころか「ずっとアドリアーナが好きだったんだ」と遠縁で幼馴染のジラルドまでやってくる始末で……。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月13日
連載 完結済 56エピソード
◆旧タイトル『再婚なんてお断り』 オルブライト伯爵家の一人娘アンバー・オルブライトは侯爵家の三男ブランドン・オルコックと政略結婚した。 侯爵家側の要求はただひとつ。オルブライト家の財政管理をブランドンが行うこと、というものだった。 なのにそのブランドンはある朝、娘のような年齢の侍女キャシーを連れて家を出た。 その夜、アンバーは使用人たちに命じて盛大なお祝いの会を開く。なぜなら……。 そして、商才がある、いや、ありすぎるゆえにアンバーは窮地に陥る。どう解決しようかと苦悩していると、美しい客人の男がとある提案をする。 彼の驚きの計画とは。 ◆アース・スター・ルナ様より刊行。 ©守雨 Syuu All Rights Reserved. Reproduction and translation are prohibited.
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2022年12月30日
連載 完結済 55エピソード
学園卒業を三ヶ月後に控え、エリカは悩んでいた。 ジグモンド第二王子に側室になるよう迫られた時、「婚約者がいる」と嘘をついてしまったのだ。 卒業と同時に婚約を公表すると第二王子に告げた以上、三ヶ月以内に婚約者を見つけねばならない。 兄の親友、レオンは清々しいほどの脳筋だし、ジグモンド第二王子は、使用人を虐待するサディストだ。 いっそのこと国を出奔しようかと思いつめた矢先、レオンからナーシルという神官を紹介される。 ナーシルは還俗して神殿から離れるため、婚約者を探していたのだが、その太った見た目から女性に嫌われていた。見た目は巨デブだが、優しいナーシルにエリカは惹かれ、二人は婚約する。 しかし、ナーシルが本当は美しいことを知ったエリカは……。 ※この作品には一部暴力・残虐表現が含まれます。ご注意ください。 ※2023年1月12日にアリアンローズ様から書籍発売中です!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年01月13日
連載 完結済 51エピソード
子爵令嬢リヴィアは困っていた。 とある伯爵令嬢が、自分を悪役に仕立て、そのせいで婚約破棄されてしまったからだ。ならば次へ行こうとしたものの、伯爵令嬢シャーロットがリヴィアに難癖をつけて評判を落とし、婚約を打診した相手から次々と嫌がられる事態に。 このままでは結婚できない……。 困ったその時「じゃあ、僕と婚約してみるかい?」と言ってくれたのは、友人のセリアンだった。 2/12 アリアンローズより大幅加筆にて出版です!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年02月13日
連載 完結済 74エピソード
★コミックス1巻発売中(モンスターコミックスf、漫画/春乃まい先生) ★書籍全3巻発売中(Mノベルスf、イラスト/八美☆わん先生、3巻は電子専売) ――「俺は、君が好きすぎるんだ」「「……!?!?」」(※言った本人も驚いています) 聖女に縁あるシャルリエ伯爵家に生まれたエステルには魔力がほとんどない。「顔だけ聖女」と揶揄され蔑まれるのをきれいさっぱり聞き流していたら、あっという間に義妹に立場を奪われて辺境の地へ送られて生涯を終えた。……はずが気がついたら一年前に戻っていた。 「……同じ目に遭いたくない!?」と今度は逃げ出したエステルだったけれど、なぜか一歩めで両親と義妹に怒り狂う婚約者の第二王子・ルシアンに捕まってしまう。 二人は形ばかりの婚約者のはず。それなのにルシアンの様子はどこかおかしい。 これは、死に戻ったら嘘がつけなくなって甘い言葉を吐くしかなくなったヒーローと、慣れない溺愛に戸惑うヒロインのお話。 ※他サイト(カクヨム)にも掲載しています。 ※書籍化にするにあたりキャラクターの外見を一部変えています。WEB版も直しましたがたぶん漏れがありますすみません!
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年11月23日