ある日を境に、石油、石炭、天然ガスといった天然資源が地球から姿を消した。
それは人類の500年の英知を無に還し、人類の退化を強いるものとなった。
国々は経済破綻を繰り返し、大きく分けて3つの勢力へと分断された。
3つの国では、独裁が各国ずつに行われており、圧政、暴政が絶えず続いていた。
ジョセフは運送屋を営んでいた。
食料、衣類、財宝、時には人を目的地まで安全に届けなければならない。
無秩序と化した世界で無事に運送を完了させることは至難の技だった。
彼らはあらゆる賊に狙われながらも毎日、3つの国を渡り歩くのだった。