孤独な作家と孤島の魔女は、本も扉も、世界も開く!
宝石のようなときめきを詰め込んだ、一国の歴史が変わるファンタジー。
物語の力を信じるすべての皆様に、このお話をお届けします!
魔女裁判によって魔女が消えた国、イングレス。
いまだ厳しい言論統制がしかれているその国で、青年マーク・テイラーは作家を目指していた。
だが、現実は甘くない。持ち込んだ小説は、編集長に燃やされてしまったのである。
マークは傷心旅行で船旅へ。しかし、そこでもマークを悲劇が襲う。嵐に巻き込まれ、船が沈没しているのだ!
海へと投げ出され、死を覚悟したマークだが、ここで魔法のような奇跡が……!?
意識を取り戻した彼が目を覚ますと、そこは美しい孤島の楽園。
しかも、その島には、イングレスから姿を消したとまで言われていた「魔女」ユノ・トワイライトが住んでいた。
孤独な作家と、孤島の魔女が出会ったその時、二人の物語が、イングレスの歴史が、そして多くの人々の世界が大きく動き始める――