もし変わるとしたら自分か世界どちらが変わって欲しいですか?
———世界―――
こんな世界なんてどうでもいい、どうなったっていい草薙大和はいつもそう思っていた。
二〇一六 一月十七日 世界はあっけなく声という名の音を上げ崩壊した。
望んでいた世界が変わる瞬間、膨大な命の犠牲の上この世に新たなる世界が誕生した。しかし草薙大和はそんな世界を拒絶していた。
彼らの世界を覆い崩す過去の時代の成れの果て【鬼】
そして「私は蘆屋道満……」
理不尽、絶望、そんな世界の中で思い起こされる大和の忌まわしき過去達。
闘え、戦え、世の中の常識は一掃された、戦わなければ得るモノなどない。立ち向かえ、守り抜け、死ぬ寸前まで抵抗しろ。過去に掴み取れなかったものをこの手で掴め……。
―――そんな草薙大和の世界は焼け堕ち終息を迎えた。
終末物系歴史上の偉人対現代人。
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