その日、僕は魔法少女と出会った――。
「出力異常」それが僕の生まれ持った体質。
魔力を持っているにも関わらず、行使ができないというもの。
これのせいで魔法家の名門に生まれながらも、落ちこぼれとして家族や周囲から虐げられていた。
けれど僕は諦めない。魔法使いとして活躍できないなら、冒険者になって剣の腕で大成するしかないと決心して修行に励んでいたある日、奇妙な少女、ヒカリと出会う。
ここよりも遥かに時代の進んだ世界、現代日本なる場所からこっちに転がり落ちてきたヒカリは、使えないはずの僕の魔力を使って"魔法少女"なる姿に変身して、圧倒的な力を発揮する能力を持っていた。
僕たちが組めば最強。ヒカリの追っている半人半獣の怪物やそれを利用する悪人、あとは僕を虐げていた街の奴らなんかにも負けない。奴らを見返し、悪事への落とし前はきっちりつける。
旅する動物学者やエルフの少女、幼馴染の年上女剣士といった仲間を集めて、僕は冒険者として大活躍することになるのだった。
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