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「人のことをとやかく言う前に、自分の愚かさと不誠実さについて思うところはないのか。程度が知れるな。不愉快だ。早々に立ち去れ」。
六年前、理不尽な理由から婚約破棄を突きつけられていたレナを助けてくれたのは、当時冷徹公爵と呼ばれていたシャルロア国の第二王子クラウス・アデルバード公爵だった。
それから六年。生涯独身を決めていた二十二歳になったレナは、ひょんなことからクラウスの10歳の弟リシャールの絵の教師になる。
家族との間に微妙な距離のあるリシャールを心配するクラウスは、レナがリシャールと打ち解けていることに安堵し、レナをリシャールの伴侶にと計画を立てるが、レナは六年前に助けてくれたクラウスに淡い恋心を抱きはじめてしまい――
出会いから六年。
絵を描くことしか取り柄のない伯爵令嬢と、周囲から冷徹だと言われる恋愛にちょっと不器用な王弟の恋がはじまる。