高校時代に画家の夢を諦めて、現在は一般企業に勤めている蒼。当時、画家についての葛藤を友人である雪斗に八つ当たりしてしまい、その出来事を毎日のように夢で見ていた。蒼の誕生日の夜、外で出くわした女子高生に辛辣な言葉を浴びせられ、その言葉が夢の内容とリンクし、雪斗を傷つけてしまった事と向き合う。翌日、高校生の姿をした蒼が目撃された事を知り、現場に向かう。そこに昨日出くわした女子高生が現れ、あれは後悔や疑念を持った『分離衝動』が実体化したものだと聞かされる。蒼の後悔である、友人を傷つけた事を雪斗に謝罪しようとするも、雪斗は事故に遭って入院しており、意識不明の状態だった。それでも彼に言葉を掛けて謝罪し、蒼の分離衝動は消失。再度現れた女子高生の顔をよく見ると、それは18歳の姿をした雪斗だった。その雪斗は女装を解き「僕は15年前に君から酷い事を言われて生まれた分離衝動なんだ。君に僕を消してほしい。君が原因だから責任取ってよ」と告げる。分離衝動の雪斗を消失させる事で雪斗の目が覚めるかもしれないと聞き、蒼は協力する事を決める。
※今までに投稿していた内容を書き直しています。