夜勤明け、睡魔に襲われた俺は事故に遭い死んでしまった。
「おめでとう!あなたは転生します!」
『最初から仕組まれてた』
曖昧な世界から聞こえてきた謎の声。
理由は分からんが、どうやら転生させてくれるらしい。
次の人生。なら俺は、もう間違わない。
『どこで間違えちゃったんだろ』
俺は魔人という人間とは少し違う生物へと転生した。性別すらも変わっていた。
最初は戸惑った。考えた。考えすぎて熱も出た。
だが考えたところで現実は変わらない。なら適応するしかない。
『適応なんて出来なかった』
剣と魔法の世界でチート能力を大発揮!
なんて甘い話はなく、私にあるのはたった1つの呪いだけ。
しかしここは本当に剣と魔法の世界。
制限も多い中、遂に私は冒険者となった。
『ダールから出なければよかった』
モンスター、ダンジョン、魔法技術……!
転生といえばやっぱり冒険! 私はこのために転生したに違いない!
『あの日にはもう戻れない』
広大で自由なこの世界で、
本当に最高『私が魔女と呼ばれるまでの話』
ずっと待ってるよ。嘘つき。
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本章始まりました。
序章を読むのが辛い方は、頭にあらすじがあります。
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