小人の世界で「巨神」となった少年と「小人」の少女パイロットの物語。
【あらすじ】
事故で「小人の世界」に転移してしまった少年、遠矢(トーヤ)。
遠矢は気がつくと、小人たちが開発した強化外骨格装甲『巨神装機』を装着され「巨大人型戦略兵器」として即時実戦投入されてしまう。
胸の装甲には「小人」の美少女パイロット、珠希(たまき)の姿が――。
「動きなさいよ、巨神ッ!」
「え、えぇえ……!?」
生き残るため戦わざるをえない二人。互いのサイズの違いの戸惑いながら、遠矢と珠希は次第に心を通わせてゆく。
襲来する敵は小人の世界の覇権を握らんとするヤマト皇国。彼らの「全機装人型戦術兵器=機械人形(マシンドール)」との戦いは次第に苛烈となるが、帝国の世界制覇の意思の背後には、遠矢の幼馴染み少女「千穂」の存在があった――
【おすすめポイント】
等身大の少年が装甲服を身にまとい、小人の世界で「小人が作った巨大兵器」と戦うという視点の逆転とユニークさ。
小人の巨大兵器は読者と同じ「等身大」サイズとなり、戦闘シーンではFPSに似た銃撃戦、接近せんでは肉弾戦と、脳がバグるような感覚を楽しめます。