ブックマーク一覧 カテゴリ1 全66件
連載 140エピソード
※書籍版一巻(エンターブレイン・ファミ通文庫)、コミック二巻まで発売中です!  書籍版は全般的に加筆修正されている他、巻末書き下ろし短編としてWebでは語られなかったルウに関する短編と、屋敷の中のエンドの行動秘話の短編、計二本が収録されています。よろしくおねがいします! ――死にたくない。自由が欲しい。 そのためならば、僕は――甘んじて『怪物』になろう。 全身に絶え間ない激痛が奔り、衰弱の末死に至る奇病。 それに冒された少年は数年の苦痛の末、絶望を感じる余裕もなく誰にも看取られることなく生を終える。 そして再び目覚めた時――少年は邪悪な死霊魔術師の力により、最下級アンデッド、『死肉人』となっていた。 念願の痛みを感じない身体を手に入れ、歓喜する少年だが、すぐに自分の立場が未だ支配され、病室に軟禁されていた頃と大差ない事に気づく。 ただ平穏を求める少年を、世界は放っておかなかった。 死霊魔術により死体から少年を蘇らせ、エンドと名付け支配せんとする死霊魔術師。 闇に属する者をどこまでも追い詰め、滅する事に命を賭ける終焉騎士団。 多数の魔物を配下に収め、各地に君臨し覇を争う魔王達。 目的は生存と自由。必要な物は力と注意深さ。 これは、自由を求め、時に戦い、時に逃げ出し、時に怯え、時に躊躇う、臆病な死者の王の物語。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月14日
連載 28エピソード
俺、ティルファ・ディルソフは、いわゆる万能魔法使いだ。回復も使えるし、攻撃魔法もできるし、補助魔法も使える。だからその腕を見込まれ、勇者パーティーの一員として頑張ってた。 頑張ってた………んだけどなぁ。 最初はさ?まぁ俺もよっしゃ頑張るかーとか自分でもありえないことを思ってそれなりに勇者パーティーの一員として頑張ってたよ?でもさ、勇者の態度が良かったのなんてたった1日だけだよ1日だけ。次の日からは平気で荷物持ちさせられるし、戦闘で勇者が傷を負ったら何故か俺が責められるし……。 お前が回避下手くそなんじゃろがい!とかめっちゃ思った。でも我慢した。言ってもどうせうるせぇ!とか言ってぶん殴られるだけだろうし。 癒しは同じ勇者パーティーにいた、勇者がハーレム目的で連れていた女の子たちだけだったよ。ぐすん。ミスしても気にしないでください!とか優しくしてくれて……やだ、惚れちゃう。 しかし、俺はこんな勇者パーティーから追放されるようにわざとしくじった。魔法も手加減したし、わざと詠唱速度長くしたりして、存分に足でまといを演じてやった。 そして、ついにその努力が実ったんだ! 「ティルファ。今までおつかれさん。金置いてとっととパーティーから抜けてくれね?」 「え!?まじっすか!?チィーッス!ありがとうございまぁす!!」 ベターん!と金を勇者の顔面に投げて意気揚々と酒場を出た俺。行先は既に決まっている。姉が学園長を勤めている魔法使いを育成する学校で、教師をするために俺はその日のために街を出ようとしたんだが………。 「ほらティルファ!グズグズしてると置いていくわよ!」 「ティルファさん!寝る時は普通の枕と私の膝枕、どっちがいいですか?」 ………あれ、なんでいるんすか?
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年04月01日
連載 完結済 88エピソード
 怠惰な生活を歩んできた青年ライタは、高校生の時の不幸な交通事故によって、自分の右足と家族全員を失い人生のどん底に落ちる。そんな時、彼を救ってくれたのは、偶然ネットで見かけた一人のアイドルの少女の賢明な姿だった。ライタは彼女を応援することを生きがいにして、社会人まで社会復帰することができた。  だが本格メジャーデビューを前にして彼女は謎の死を遂げてしまう。ライタも失意まま、事故の後遺症で若くして世を去る。  だが神の気まぐれだろうか? 気がつくとライタは小学生時代に逆行転生、人生をやり直すチャンスを手にする。「今度こそ後悔したくない!」推し少女の命を救うために、前世の知識と経験をフル稼働して、自らも芸能界を目指すことを決意する。  これはアイドルを何より愛する青年が、不屈の努力によって規格外のイケメン芸能人に成長。巨大な困難に対して、不屈の魂と行動力、前世知識チートで乗り越えて芸能界の歴史を変革。美少女モデルや女優、アイドルなど色んな人たちに認められ、大活躍していく物語である。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2021年07月12日
連載 完結済 105エピソード
勇者パーティーでお荷物扱いされていたアルは、とうとう勇者にクビを宣告されてしまう。 だが、実は彼はユニークスキル『パーティステータス2倍』の持ち主。パーティ全体の能力を2倍にしてパーティーに大きく貢献していた。 にもかかわらず、アルは最愛の幼馴染の恋人を寝取られ、都合が悪いからとダンジョンの奈落の底に突き落とされて殺害されてしまう。 しかし、死んだかと思われたアルは運よく奈落の底で生き残った。そして奈落の底で魔剣と膨大な経験値をもらい前人未踏のレベル999と勇者をも超える力を手に入れた。 アルは復讐の為、魔王を自ら滅ぼし、卑怯な勇者エルヴィンを法の元裁こうと決意する。 だが復讐に燃えていた彼は王女様と出会い、何故かパーティーに入ってほしいと勧誘される。おまけに、王女様をはじめ後輩や妹や彼を慕う女の子からも何故か次々と求婚されてしまう。 一方、アルを追放した勇者は当然落ちぶれて行き、次第にどん底へと追い詰められていく。 落ちぶれた糞勇者エルヴィンはアルに土下座して泣きつくが、もう時すでに遅い。そして遂にエルヴィンは外道が災いして底辺奴隷に落とされるのであった。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年05月05日
連載 117エピソード
3つのサイトで月間1位 小説家になろう月間1位!! ハーメルン月間1位獲得!! カクヨムラブコメ月間1位!! 21歳社会人の男、彼女無しである黒魁人は嫌味な先輩のお葬式に参加していた。そのお葬式で子供の引き取り先を揉める親族たちを見ていると前世の記憶を思い出す。『ここ、百合ゲー世界じゃねぇか!!!』。誰も引き取らないなら、俺が引き取ると四姉妹を引き取り、ゲーム開始まで育てることを決めた主人公と四姉妹の日常系ラブコメディ。 カクヨム、ハーメルン、アルファポリスにも投稿中
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年04月24日
連載 完結済 141エピソード
※電子コミック最終巻、7月26日(2024年)に配信開始です! ※紙コミック最終巻、8月23日(2024年)発売です! ※新作ラブコメ書いてます。 あとがきの下に、リンクを貼っておきます。 旧題:追放された最高の修繕師、冒険者を辞めて念願の店を始めたら、一流パーティーや王族からの依頼が止まらない。~今さら戻ってきてほしいって? それに自分たちの装備も直してほしい? 謹んで、お断りします!~ コミックグラスト様にて、コミカライズが始まります! 3月11日配信開始です!! ぜひぜひ、秀麗なイラストで描かれる修繕師の世界をご堪能下さい!!  ライル・ディスガイズは、将来有望パーティーの雑用係だった。  彼にできるのは、夢でもある『修繕師』としての役割だけ。しかし戦闘技能を持たないライルは、ついにリーダーのダインから追放を言い渡されてしまう。  だが、彼らは知らなかった。  この時の一件を見て、ライルの能力を見出した者がいたことを。  翌日、ライルは一人の剣士から古びた剣の修繕依頼を請け負う。  自分のため、その剣士のため、ライルは全身全霊でその剣を修繕する。――だが実は、剣士の持ってきた古びたそれの正体は、アンティークの非戦闘向きのものだった。  気付かずにそれを直すライル。  すると、その剣は思わぬ力を発揮することになる。  果たして、念願の店を開いた彼のもとには多くの依頼が舞い込む。  王族貴族に一流パーティー……ライルはその腕前で、彼らをサポートしていくのだった。  これは一人の修繕師が多くの人を助け、能力を認められていく物語。 ※これは同名タイトル(旧題)の連載版です。 (文字数限界で、連載版、って書けませんでした<(_ _)> ノベマ!様にも投稿しています。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年01月31日
連載 53エピソード
闇騎士リデ(26歳独身)は勇者ジンにより解雇通達を受け取り、勇者パーティより離脱した。勇者のパーティに闇騎士は要らない、妥当だし文句も特に無いので、甘んじて受け入れて、リデは故郷へ帰ることにした。 帰り道、即ちそれは勇者の旅路。それをなぞりながら帰るリデが目にしたのは……魔物や魔族よりもおぞましい、人間の悪辣。 略奪、汚職、勇者が救済し、通った道を汚す姿に、リデは怒りを覚えた。 リデは決心する、勇者が魔王討伐から帰還するまでに、この国の腐りきった部分を、自分が全て滅してやると。 それが、勇者の傍で様々な汚濁を浴びて、手を汚した自分ができる、救済なのだと、リデは勇者との旅路を戻り始めた。 ……ただ、問題があった。何故か3日前に殺した魔王配下の女魔剣士に言い寄られ、さらにリデは旅の中で様々な女性達と出会い、関係を持ってしまっていたのである!全てお互い一度きりと割り切った、しかして言葉で互いに約束しても、男と女!忘れられる筈なんてない!! 「あれで忘れろなんて酷だわ」 「それでも、あなた様を忘れられなかった」 「「責任、取ってね?」」 「やっぱり私を攫いに来てくれたのね!」  一夜で深く愛した女達は口々に彼にそう言う。 「一度きりと言ったし!君達以外の女とも遊んでたしょうもない男だぞ僕は!お前らもっといい男見つけろよ!!」 「「「「あれだけしといて、それは無いでしょ!全員幸せにしなさいよね!!」」」」  勇者の為の掃除の旅が、自分の責任を取る旅も合わせて行う事になった闇騎士リデは、果たして王国の腐敗を滅ぼし、関係を持った女性達の責任を取る事ができるのか?勇者との旅路を戻る旅が、今始まる。    追放ものですが、ざまぁではありません。ヒロイン達は全員、主人公と関係を持っていますのでご注意ください。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写ありガールズラブ
最終更新日:2021年11月19日
連載 24エピソード
「え、死んだ人って生き返らせても平気なの? キモがらない? むしろ喜ばれるのマジかよ。じゃあどんどん蘇生するか」  冒険者シンはこの世で一人だけの屍骸使い《ネクロマンサー》だ。彼はかつて偶然見つけた最強の”ドラゴンの王女”フリーデの屍骸を蘇生し、自身の隷属にしている。  しかしパーティの皆からは、”根暗マンサー”と呼ばれ役立たずと毎日蔑まれており、あまつさえ遂に追放を言い渡される。 「でも良いのか? おまえらが当てにしているパーティのエースは俺の隷属だぞ? 俺がいなくなればそいつはもうお前達の為には絶対に働かないけど」 「ぎゃはは! そんなことあるわけねえだろ雑魚! フリーデちゃんは常に俺たちの為に全力だぜ!」 (信じないなら……まあいいか。あのドラゴンよく食べるし食費キツいからとりあえず預かっておいてもらおう)  毒パーティから解放されたシンは、最強アタッカーの美少女後輩に誘われて”ギルド”を設立することに。  やがて彼は知る――。  自身の”蘇生”スキルが如何に並外れたチートであるかを。  その上彼はチョロ……いや、お人好しで、事あるごとに絆され蘇生し、ついついで続々と人助けをしてしまう。  そんな彼に、人知れず仲間が増えていく。 「本当にシンはチョロいんだから。ちょっと悔いを残した人を見るとす~ぐ生き返らせる」 「またそんなオーパーツみたいな伝説の英雄を蘇生したんですか!?」  人助けをしつつありとあらゆる”最強”を従えて、いつしか世界最強ギルドにのし上がる。  そしてシンを慕うギルドの顧客たちは次第に何故か、シンに成り代わり、彼の元いたパーティメンバー達に勝手に復讐ざまあ開始する! 「な、なぜ女神と名高いあの姫騎士様が俺たちにこんな醜悪な嫌がらせを……?」 「あれ……? なぜか隣国の王から命を狙われているんだが……?」 「フリーデちゃん、なんでいつも大事なところでいなくなるの? え? シンの所に行ってた? 呼ばれたから? 俺たちなんてただの財布? うん?」  追い詰められ、全てに見放され、全てを失う元パーティメンバー達! 彼らは果たして、最後の持ち物《命》だけは死守することが出来るのか!?  如何なる最強もやがて死ぬ。故にそれを従えられるネクロマンサーこそが最強だ!
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年02月15日
連載 116エピソード
※書籍化&コミカライズしました! 人間をはるかに超越する『竜王族』に育てられた人間の子供、アイレン。 ある日、人類による略奪行為が限界を超えたと判断した竜王族は、人類を生かすか滅ぼすかを16歳になったアイレンに見定めさせることに決めた。 生殺与奪の権を与えられたアイレンは王都学院の入学試験を受ける。 「ハッ、田舎者が! お前のような者がセレブラント王都学院の土を踏むな!」 そこでアイレン待っていたのは特権意識の塊となった貴族の子供たちだった。 竜王族に鍛え上げられたアイレンは難なく試験を突破してみせるが、彼らに「田舎者ごときがこんな力を使えるわけがない。不正だ」と騒がれてしまう。 そこに心配になって見に来た竜王族の姉がやってきてしまい……?   これは人間をはるかに超越した種によって鍛え上げられたアイレンと、人類をたやすく滅ぼす力を持つ竜王族の『家族』たちが人類と織りなす爽快な物語。   ※文字数は予約投稿を含みます。 ※旧タイトル「【悲報】生殺与奪の権を竜に握られた人類、竜国の使者を「田舎者」呼ばわりしてしまう ~俺は学院生活を楽しみたいだけだから気にしないけど、俺を溺愛する竜王族の姉は黙ってないかもしれません〜」
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年06月10日
連載 20エピソード
主人公、アキラ・トウジョウは若干18歳にして、フレアヴァンス帝国の戦略魔法師である。 若くして国防の一翼を担い、ひとたび戦争に出れば彼の魔法一発で決着する。数々の戦果と、唯一無二の戦略級魔法によって少佐の階級を頂く彼は、世界からは恐れられ、国内では英雄だった。 戦争が終わって数年が経ったある時、皇帝から呼び出された。 「少佐、来年度から高校に行きたまえ」 「…は?今なんと?」 「ほら、未成年が戦時下でもないのに軍人やってたら外聞悪いじゃん?それに軍のエースが最終学歴なしとか、カッコ悪いしさぁ。あ、これ拒否権無いから」 そんな軽い調子で彼は国内最高峰の学校へ通うことになるのだった。 処女作となります。プロットもまともとは言えず、見切り発車なところがありますが、どうか暖かい目で見てくださると幸いです。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年02月01日
連載 41エピソード
「俺はもう、君のお兄様じゃない。」 魔力0、魔力属性無しという絶望的な少年・ノイルは、勇者学院に不合格となったことで父の怒りを買い貴族の家を追放されてしまう。 最愛の妹・フィアから引き離され失意のうちに砂漠をさまよっていたノイルは、サリシアという美形の女剣士に出会った。 彼女はノイルに「素質がある」と言い、強力な剣術である「六剣《シックス・ソード》」の習得と魔眼を超える能力「真眼」の開眼に挑戦しないかと持ちかける。 サリシアも自分と同じく魔力0、魔法属性無しだと聞いたノイルは、彼女に出来るなら俺にも出来るかもしれないと思い始めた。 「妹にもう一度会いたい!」というシスコン精神で修行を決意したノイルだったが、サリシア曰く六剣《シックス・ソード》は「死んでも努力」しないと身につけられない剣術らしく、その言葉通りノイルはひたすらに死にまくる。 さらにサリシアの修行は常識外れのものばかりで、強くなると同時にノイルの感覚はどんどん狂わされていった。 とうとうノイルは、「魔王城」を「ちょうどいい魔物がいる場所」と思えるほどに感覚がずれ、そして強くなる。 真眼も開眼させ、六剣《シックス・ソード》の技「魔滅剣《ナンバーワン》魔増剣《ナンバーツー》空滅剣《ナンバースリー》空離剣《ナンバーフォー》不斬剣《ナンバーファイブ》断罪剣《ナンバーシックス》」も習得して最強となったノイルは、勇者学院を再受験し合格を勝ち取る。 しかし自分が追放したノイルが強くなったことを快く思わない父親は、フィアにノイルの暗殺を命じた。 自分に向かって走ってくるフィアを見たノイルは、剣を構えたが… 「お兄様ぁぁ!」 フィアは涙ながらにノイルの胸に飛び込み、自分も貴族の家を捨ててノイルと共に生きると言い出す。 そう、フィアは「お兄様ファースト」のブラコン妹だったのだ。 勇者学院に入学後、共に戦うパーティーメンバーを探すよう言われたノイルたちは、自分たちと同じく貴族の家を追われた3人のクラスメイトと出会う。 ツンデレでツッコミ役のリンテ。 どう見ても女にしか見えない男の娘のロスタ。 語尾のクセ強めなボクっ娘のガイス。 彼らを加え、エリートばかりの勇者学院に貴族の家を追われた者たちのパーティーが誕生した。 感覚ずれずれのノイルに振り回されながらも、落ちこぼれパーティーは勇者学院で無双するのだった。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年02月08日
連載 87エピソード
※ 第2回集英社WEB小説大賞で【銀賞】を受賞しました! 「我がパーティに魔力支援しかできない無能は不要! よって貴様を追放処分とする!!」  僕――イシュアは、そんな理不尽な理由で追放された。  世界の希望を背負って立つはずの勇者によって。  マナポーターとは魔力不足のパーティに、魔力を供給するパーティのかなめとも言える重要なジョブである。 「僕がいないと、すぐにこのパーティは魔力不足でまともに戦えなくなります。考え直すべきです」 「黙れ! 落ちこぼれの分際で口答えをするな!!」  そうして追放された僕であったが―― 「待ってください! イシュア先輩!」  追いかけてきたのは、なんと勇者パーティの聖女・アリアであった。  彼女は冒険者育成学校に通っていたときの後輩である。 「先輩に見捨てられたかと、すごい後悔してました」 「勇者パーティはどう考えても、先輩のおかげで辛うじて持っていたようなもんじゃないですか!」  アリアは涙ながらに訴えかける。  勇者はあろうことか、パーティメンバーに黙って僕のことを追放したらしい。 「私、先輩に付いていきます!」 「あんなリーダーに付いて行っても未来はありませんから」  アリアはきっぱりと言い切り、僕と旅を続けることの望むと明言。  こうして聖女様との旅が始まったのだった。  一方、勇者パーティには修羅場が訪れていた。  勝手にイシュアを追放した勇者は、メンバー全員に責め立てられていた。  イシュアがパーティを支える重要人物であることを、勇者以外はみんな理解していたのだ。  それでも勇者の権力を笠に着て、強引にAランクダンジョンの攻略を進めようとする。  しかしメンバーが2人抜けて、すぐに魔力が枯渇する勇者パーティにそれは叶わない。  ――勇者パーティには、どこまでも暗雲が立ち込めているのだった。 ※別サイトにも投稿してます
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年12月19日
連載 82エピソード
「この売国者が! 貴様は国から追放だ!」  レインは唯一人間以外の種族と取引をすることができる商人だ。 エルフやドワーフだけではなく、魔族でさえ彼を信頼し取引に応じてくれる。 しかしある日、様々な種族と関わっていることを国王に問題視され人間の国から追放されてしまう。 自国を愛していたレインは最後まで説得を試みるも、結局頑固な国王が聞く耳を持つことはなかった。 それどころか、レインが関わっていた存在に攻撃を開始するとまで言い始めてしまったのだ。 だが、国王はまだ知らない。 レインが関わりを持っていた存在の中には、それぞれの種族の王と言える大物がいたことを。 そして、様々な種族から同時に反感を買ってしまったということを。 竜姫、魔王、吸血姫など。 彼女たちに目を付けられた国王は、ジワジワと報復をされることになる。 (ちなみに、レインがいなくなったことで希少アイテムの物流は全部ストップしました) ※週間総合2位ありがとうございます!
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月09日
連載 1エピソード
とにかく面倒くさがりな青年の物語
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年01月08日
連載 26エピソード
 主人公音無優輝はこの世界で最強の神であった。だが、日常生活ではそのことを隠し、平穏で静かな学校生活を送るために陰キャらを演じていた。  そんな中、神での知り合いで優輝のことを慕うアイドル三人がテレビ撮影のために学校へとやってきた。  その時、クラスの床が光だし魔法陣が出現する。  それにより異世界へと召喚され、聞かされた話、それは今五つの国で戦争していて、俺達はその戦いに参加させるために召喚されたと聞かされる。  本当のステータスを隠す優輝達四人。  それとは逆に高いステータスを王に認められるクラスの不良四人組。  そんな四人組は優輝が人気アイドルの三人と一緒にいるかとが気に入らずにちょっかいを掛けてくる。  だが、そんなこと優輝達にとっては些細な事。元の世界へと戻ることを目的としている優輝達は、戦いを重ねる中で少しずつ真の実力を見せていく。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2021年01月13日
連載 92エピソード
サウナ愛好家である中山健斗(ケント)は、ある日、異世界に転移した。 ここは精霊との契約者だけが魔法を使える世界。精霊に認められるためには、厳しい修行を乗り越える必要があると言い伝えられる。人々は魔法使いを目指し、修行の聖地「ヴァーラ渓谷」で様々な苦行を発展させてきた。 一方、ケントは修行に全く興味がない。しかし、ヴァーラ渓谷の大自然は「サウナ」にぴったりの環境だった。修行もせずに、こっそり作ったサウナを楽しんでいると、何故か「精霊王」たちが現れる。 精霊王はサウナ好き? 修行していないのに精霊王と契約? 精霊王級魔法使いになったケントが、理想のサウナを求めながら、気づけば世界を救っていく物語。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2021年03月22日
連載 完結済 52エピソード
「普通、不登校は除外するよな…?」 不登校で自室に引き籠っていた高校生・小森飛喜。 なのにクラスメイトたちと一緒に異世界召喚されてしまう。 しかも彼が異世界の神々から与えられた職業は「ひきこもり」だった。 召喚された王宮を去り、一人寂しく異世界での引き籠り生活を始めた飛喜。 だが一年近く部屋に籠り続けた結果、最弱職と思われた「ひきこもり」が、実は最強のぶっ壊れ職だったことが発覚し―― 「引き籠ってるだけで勇者より強くなったんだが…」 これは自宅にいながら最強への道を駆け上がっていく、とある引き籠りの物語。 ※この作品はカクヨムにも掲載しています。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年11月18日
連載 2エピソード
一方的な理由でギルドを追放されたアベル。 職を失った彼は、満足に食事も取れず、ホームレスのような生活をしていた。 そんなある日、彼は少女がひとりで泣いているのを目撃する。 よし、占い師のふりをして悩みを解決すれば、日銭を稼げるかもしれない…… 昔の悪友がそうしていたことを思い出し、彼はなにも考えずに相談に乗る。 「大事な薬をなくしてしまって……」 「あっちのほうにあるんじゃないか?」 「え? 本当ですか?」 「ああ。しかし占いというのは当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。見つからなくても、俺が探してや……」 「あ、ありました!」 「は?」 なんと、アベルは自分自身でも気づかない隠れスキル《言霊》により、占ったことがそのまま実現化するスキルを持っていた。 これは、テキトーに占っているだけなのに、結果的に人々を助けてしまう悪徳占い師の物語である。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年01月06日
連載 14エピソード
「貴様は一族の恥だ。今すぐ、ここから出て行ってもらう」 最強の魔眼【無限色の魔眼《オールコード》】を目指す貴族の家系に生まれたアクスはある日、父親であるハインツからそう宣告された。この日は一族に伝わる魔眼開眼の儀。 妹と弟は優れた魔眼を開眼した。しかし、アスクが開眼したのは【無色の魔眼《ノーコード》】と呼ばれる最弱の魔眼だった。 貴族である父親は彼の存在を抹消するために、アスクを魔大陸へと追放する。 「あら、貴方一人なの、一緒に来ない?」追放されたアスクは伝説の魔族に拾われ、数年間、魔大陸で修行をする。 「アスク、人族の魔法学園に潜入してくるのだ」「魔王様、その任務はどれほどの給金でしょうか…?」「ゴニョゴニョ」「今すぐ行ってきます!!」  5年の修行を経て、彼は立派な守銭奴になっていた。師匠の金遣いの荒さ、収入の少なさもあり、彼は実力を買われ魔王直属の部下として、人族の魔法学園へ潜入する。 「アスク、今の魔法はっ!?」「普通に魔力飛ばしただけだけど…」「もしかしてアイツが【無限色の魔眼《オールコード》】なんじゃ!?」「今すぐ実家に帰ってこい!」「やだよ。だって貴族って金になんないもん」  これは少しでもお金を貯金したい守銭奴の主人公が金払いのいい魔王のもとで、お金と仲間を守るために奮闘する物語
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アクション[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年01月05日
連載 5エピソード
軍事国家『ストロングホール帝国』の宮廷鍛冶屋として働いていた、クロガネ・スミス。 彼の仕事は丁寧かつ細やかで、じっくりと時間をかけて剣たちを錬成していた。 しかしそれは上司であるヘボイストスの方針に反していた。 ヘボイストスは剣の仕上がりよりも、納品数をなによりも重んじていた。 クロガネの弟子であったケダリオンはヘボイストスをそそのかし、クロガネの追放を企てる。 そしてクロガネは宮廷鍛冶屋をクビになってしまった。 しかもヘボイストスは帝国にある民間の鍛冶屋に手回しをしており、再就職もできなくさせられていた。 失意のまま、街をさまようクロガネ。 しかしその前に、かつて彼が作った剣、『エクスカリバー』が現れる。 彼女はストロングホール帝国の王の愛剣であり、魔王を退けた伝説の聖剣となっていた。 エクスカリバーは、創造主であるクロガネが追放されたと知り、いてもたってもいられなくなる。 城の宝物庫から抜け出し、クロガネを求めてやって来たのだ。 エクスカリバーという新たなる相棒を得たクロガネは、故郷を求めて旅に出る。 その道中、さまざまな『伝説の聖剣』たちと出会う。 『村正』『ドラゴンスレイヤー』『天叢雲剣』『ストームブリンガー』……。 それらはすべて、かつてクロガネが作り上げた剣たちであった。 そして『ストロングホール帝国』は、今までクロガネの聖剣のおかげで高い軍事力を誇っていた。 しかしクロガネがいなくなったおかげで粗製濫造の剣があふれ、戦争にまったく勝てなくなっていく。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2020年12月28日
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