※ 癒らし聖女の異世界戦線の過去話です。
荒くれ者のたまり場に少年がやってくる。
そして後を追う様に笑わないメイドもやってくる。
一冊の本を巡ってメイドと少年は争うのだが・・・。
数時間前・・・・・。
「そいつはやけに大柄な女だった、こんな無駄にクソ暑い真夏に黒い長袖メイド服に白エプロン、そして黒いカチューシャ、金髪碧眼の美人、いやでも眼についた。」
少年は語る。
「でさ電車で隣になってちょっと話して寝ちゃったんだ、そしたらさ……なくなってたんだ私の金の入ったトランクケースが!駅員さん!あのゴリラメイドを見つけてくれ!!」
少年は駅員さんに縋り付いた・・・。
無一文になった少年!メイドをとっ捕まえる事が出来るのか!??
無理でしたっ!!