阪神大震災による経済の落ち込みが被災地以外の場所にも飛び火していた。人心の荒廃、そこから這い上がろうとする下町の人達。 ０５４６～阪神大震災が俺の古市で買った三冊百円の安ラノベを吹き飛ばすの後日談。

おいらはねこ。 地域ねこって種類らしい。 今日も気ままにいろんなところからごはんもらって、あったかいところでお昼寝。 でもお気に入りの場所がひとつなくなっちゃって、残念なんだ。 モクレンさんちって、どうして崩れた塀を直さないのかなぁ。　 第一回文学フリマ短編小説賞　優秀賞をいただきました。 ありがとうございました。

別々の世界に暮らす人々のお話です。

夏休み。 芝居の稽古の休憩時間中、毅流は貴久を連れ屋上を訪れた。 仲間内で大人びている二人。普段は出せない様々な思いを口に乗せていくうちに、いくつかの秘密を共有することになる。 蝉の声を下に聞きながら過ごす、数十分間の出来事。 『演劇やろうぜっ！～ボクらの方言賛歌～』のサイドストーリーです。 劇ボク初回連載時、web拍手でリクエスト頂き作った話の再掲となります。 ほんのりＢＬ注意。未成年の喫煙シーンを含みますので、苦手な方はご注意ください。また、拙作は未成年の喫煙を推奨・肯定するものではございません。

「これあげるわ。使用期限は今日中ね」 母さんから突然渡された一万円。戸惑いながら、小学生だった僕はその使い道を考えた。 そして月日が流れ大人になった僕は、この一万円の本当の意味を知った。

ズレてるけど妙にかみ合う二人。 うまくいかないという絶妙なバランスが二人の気持ちを確かにする。

うだるような暑さ、咽せるような湿度。 夏休みを目前に控え、気だるさと期待とに満ちた教室に広まったある「噂」。 ネット怪談に端を発したその「噂」は、浮き足立つ級友達の話題と心を徐々に浸食していく。 希望校に進むべく、部活と勉強に励む英理と美也は、無関係を決め込むものの次第に「噂」に巻き込まれ── 夏のホラー2015参加作。 他サイトに加筆・改稿したものを掲載しています。

ありきたりな怪談　昨日Ｙの家に行こうとしたんだけど

古都の路地裏に一風変わった店がある。 居酒屋「のぶ」 これは、一軒の居酒屋を巡る、小さな物語である。

若き日の俺は、野生の生き物、植物、キノコ……様々なものをとにかく採って食った。いや、今も食い続けているか……それはさておき、これはその作者の経験を綴った『青春（死語）の採食記録』である。けっこうキモイ物も食っているが、Ｒ１５指定にはしてやらぬ。 ※カクヨムでも掲載いたします。

役者志望なのに訛ってる！　……それってとっても致命的。 全国でも珍しい、演劇科のある公立高校に入学した少年５人組。 けれどコイツらときたら、ロクな演劇実績はないわ、気を抜くと訛るわで…… それでもそれぞれが理想とする「演者」を目指し、ドタバタしたりヘコんだり訛ったりしながら奮闘する、青春演劇物語。 制服姿の可愛いヒロイン？　残念ながら不在です。 （十ン年前の作者の体験をベースにしたフィクションですので、演劇用語や稽古方法など、一部古い場合があります） ＊38話まで、14年5月～7月頃に掲載していた話の改稿・再掲分となります。ご了承ください。

阪神大震災で瓦礫の中を飲まず食わすで逃げまどった７日間。「略奪はなかった」「被災者は冷静だった」　上空を飛び回る報道ヘリがかき消した被災者目線の真実。 召喚魔法も斬龍刀も登場しない現代の冒険譚。ノンフィクション。 サバイバルから縁遠い一般人が垣間見た地獄。ある被災者の物語。 貴方は空腹のあまり、焼死体に食欲を抱いた事はありますか？ ※本作品は実体験に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため店名や個人名は全て仮名としています。ご了承ください。

これは二十代のある主婦から寄せられた相談ですが、あなたならどのような回答を用意されるでしょうか。　ぜひ、相談者の悩みを真剣に受け取って、真摯に答えてさしあげてください。

実際にやってみた。夏のホラー2013参加作品。

　アントーニファミリーの手先に追われる少年、エリオット。悪党一味の思うままにはなるまいと荒野を逃げる彼が出会ったのは、電光石火のクイックドロウを誇るガンスリンガーだった。難しい事は一切考えずに楽しめる、時代劇風マカロニガンアクションです。

　三月ほど前から、村の墓所には怪事が起きる。ある者は夜半鼠きを聞き、またある者は夜闇を飛び交う怪火を見た。又十が化け物退治をしようと思い立ったのは、その化け物に、親父どのの墓が荒らされたが為である。

宮崎県は暑い、という話。 もう相当前に書いた作品です。