「ハプ・スルーリー…これが、ほわの名前…」炎に呑まれて死亡し、ハプ・スルーリーとして異世界に転生した笹野穂羽。使える魔法はなんと、趣味である“ 料理”の魔法。魔術師として、1つのチーム員として、戦争に向かうこととなる。「戦争なんて、平和じゃないのに……」
平和大好きド天然のハプ。平和を目指して行くことで、チームリーダー・シアルの因縁の相手である魔術神秘教団と出会う。「魔術神秘教団…! 」「お前は大好きを否定した…」「絶対に許せません! 」
教団と関わる中で、教団の幹部、導き手と出会い、相手と自分達の力の差に圧倒される。そんな脅威を前にしても、決して怯まずに。料理魔法や、大切な仲間の力を駆使して、もがき苦しみながら、必死に困難を乗り越えていく。
全ては、世界平和の為に。
「どうして…どうして、こんなに頑張っていても、この世界はずっと、絶望と仲良しなの…ッ! 」「こんな世界――」
『物語』と呼ばれたその世界で、キャラクターと呼ばれた住人たちは、どう生まれ、どう歩み、どう足掻いて。どう、朽ちてゆくのか。
これは、ただただひたすら、平和を見つけるだけの物語。