公国軍特殊部隊、アベル・イグナシオ。
若くして隊長補佐の任に就く美青年は、10年前、一人の少女に命を救われていた。
その少女の面影を忘れられないまま任務をこなしていたある日、一人の帝国人が捕らえられたという報が届く。
──それは過去との再会であり、新たな出会いであり…彼の世界が大きく変わる、始まりの出来事だった。
※拙作『丸耳エルフとねこドラゴン』『スーパー派遣令嬢は王宮を見限ったようです ~無能上司に『お前はもう不要だ』と言われたので、私は故郷に帰ります~』と共通の世界観です。単品でもお楽しみいただけますが、この2作品を読んでいると『あー、これこういう繋がりなんだ』とニヤニヤ出来るかも知れません。
※ほぼシリアス。恋愛ジャンルですが、9割方片思いで主人公がモダモダしてる話です。
※人死には限りなく少ない…少なくしたい………ですが、残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。