ブックマーク一覧 カテゴリ1 全318件
連載 166エピソード
騎士爵家 三男の私には、前世に於ける記憶が有った。 しかし、それを公言する事は無い。 余りに悲惨で、憂鬱な記憶。 出来れば、忘却の彼方に打ち捨てたい記憶でもあったからだ。 この国の辺境の騎士爵家の三男と云えば、家の為に献身を求められ、やがて民の為に死す運命の元に産まれたと云える。 幸いな事に、私には持って生まれた『ギフト』があった。 よって、この『ギフト』を用い、騎士爵家の家長たる父、継嗣たる兄達の生残性を少しでも上げる努力をせねば成らない。 何故ならば、彼等は、私を愛してくれたから。 それが、唯一の理由でもある。 民草を護り、王国の安寧に寄与すると、壮大で殊勝で矜持に満ちた父や兄達とは違い、私にはそのような大それた信念は無い。 ただ、ただ、自身を愛してくれた者達が安寧に暮らしていける手段を求めただけだった。 だから、買い被りはよしてくれ。 私は、辺境の子であり、騎士爵家の三男で在り…… 魔物、魔獣から民を護る存在なのだから。 とある世界、とある国の、辺境の騎士爵家に生まれた漢の生き様と、心の在り処。 淡々と、一人称でお送りする、” 普通 ” の男の物語。 ©龍槍 椀 2024- (無断利用禁止)AI学習禁止。 2025/7/30 KADOKAWA様より 書籍が出ます! 宜しくお願いします。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月19日
連載 完結済 22エピソード
 丹下聖。高校2年生の、ただのオタクだ。  隠された能力があるわけでも、特別人に好かれるタイプでもなければ、得意なことの一つもない極々ありふれたオタク。  だが彼には、家族にも友人にも言っていない過去があった。    小学校の頃、母親と団地で二人暮らしをしていた時代。  その団地には、かりんという名の女の子が住んでいた。  水商売の母親を持つその子は、自分と違って親から鍵も夕飯代も渡されず、早朝になるまで家に入れず、公園で一人佇んでいた。  似たような境遇の自分が、まだ恵まれていると錯覚してしまうほどに、その子は独りぼっちだった。  ある日、いつものように母親を待っていたその子を無理矢理公園から連れ出し、夕飯代として母親から渡されていた1000円を分け合って、二人分の夕飯を買った。  それから毎日夕飯代を分け合って、3年ほど共に過ごしていたのだ。  かりんと別れて、5年も過ぎた。  高校2年生になっても、何一つ変わらない平凡な日常を過ごしていたある日、夏休み中に部活の大会で一躍有名人となった後輩に声を掛けられる。  その子は、かつて夕飯代を分け合った、かりんであった。 ★9/30〜10/3に4日連続で日間/週間/月間の現実世界〔恋愛〕ランキング - 完結済で1位を達成しました。お読みいただき誠にありがとうございます。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年09月23日
連載 73エピソード
彼は死んだ。そして生まれ変わった。地球とよく似ている、しかし確かに異なる世界へ。 弱小貴族家の次男ヴィルヘルムとして第二の人生を謳歌しながら、しかしその平和な日々は唐突に終わりを告げる。 老いた帝国はある日呆気なく崩壊し、貴族たちは生き残りをかけて企み、結び、そして戦う。ヴィルヘルムの故郷も否応なしに動乱の時代へと引きずり込まれていく。 そしてヴィルヘルムは気づく。望む人生は、求める平穏は、自らの手で掴みとるしかないのだと。 「国を作ろう。大切なもの全てを、守り抜けるほど強い国を作ろう」 受け継いだ家紋、アクイレギアの花の意匠。その旗の下に楽園を築くため、ヴィルヘルムは道を切り開く。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月06日
連載 25エピソード
俺――氷室春樹のクラスには“聖女様”がいる。 早乙女聖良。 清楚で可憐で、何より学校の誰よりも美しい彼女は、学校の男子の憧れの的だ。 そんな彼女だが、最近、俺にだけ囁くようになった。 「今日は黒」 「……何の話?」 「何だと思う?」 困惑する俺に、聖女様は楽しそうに笑う。 これは俺にだけこっそり「スカートの中身」について教えてくれる聖女様との、秘密の物語。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年10月14日
連載 完結済 110エピソード
父の死により地方の造園会社を引き継いだ男は、お飾り社長の無力感に心底嫌気がさして自死を選んだ。 そんな彼が何の因果か異世界に転生し、またお飾り社長(国王)をやるはめに。収支は真っ赤、国内は階級闘争寸前、周囲は敵国ばかり。独身の彼を取り巻く見目麗しの令嬢たちだけが彼の癒やし…のはずもなく。 使える現代知識なし、じんわり近づく革命の気配と始終暗闘ギスギス私生活を乗り切るべく、彼は今日も玉座で物言わぬ置物になる。 ※「カクヨム」「ハーメルン」にも同時掲載中 ※ 2024年12月29日全編完結 ※ 2025年8月6日(頃) DREノベルスより書籍出版予定
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2024年12月29日
連載 64エピソード
アラサーおじさんがクールダウナー系女子大生に懐かれた結果、毎週金曜日に立ち飲み居酒屋のカウンター席で飲むようになった二人の話。 ※カクヨム併載
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年08月17日
連載 63エピソード
これは忠実に仕事をこなしていただけの地味な男が、二人の女性に迫られる物語である。   カクヨムにも掲載しております(フォロー5000超え、⭐️2500超え)
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年07月23日
連載 65エピソード
またまたタイトル変更しました。クソ野郎です。許してください。 主人公徳井修也は八年前に自らがした初恋相手への愚かな行為を悔やんでいた。八年越しに謝罪の機会に恵まれるも、一念発起した矢先に交通事故により命を落とす……はずが、目覚めると高校時代にタイムリープしていた。修也はかつての行いを悔い、初恋相手をより良い運命へと導くように尽力し始めた。 旧旧タイトル:『結婚していく幼馴染のため、僕は時間遡行の旅に出る』 旧タイトル:『絶縁した幼馴染が結婚する。僕は彼女との高校生活をやり直す。』
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年01月09日
連載 94エピソード
精霊が当たり前に存在する世界ユグリエル。  この世界では精霊と契約を結ぶことで精霊の力を借りて悪魔や邪霊と戦う精霊師と呼ばれる職業が存在していた。  精霊師育成学校ユートレア学院に所属する2年生ローク・アレアスも精霊師の一人として将来を期待されているが、彼には少しばかり不思議な点があった。  精霊師になる上で欠かせないもの、それは契約の儀によって繋がる己の相棒たる契約精霊の存在だ。多くの精霊師たちが契約精霊と絆を深め、己の技量を磨いていく中で何故か彼だけは一向に自らの契約精霊を呼び出さないのだ。  けれども契約精霊を呼ばず、その確かな実力で多くの精霊師たちを倒していくロークの姿に気付けば学院内で様々な憶測が飛び交うようになっていた。  曰く、契約精霊が強大過ぎて呼び出すと周りに被害が及ぶから呼び出せない。  曰く、今彼は自分が本気で戦える相手を探しており、契約精霊を呼び出す機を窺っているのだと。  曰く、契約精霊を呼び出せれば学院最強の姫様にすら勝てるのでは無いかと。  そして気付けば真の実力を隠し続ける男なんて呼ばれるようになったロークだったが、本人は決してそんなことは無いと否定する。  果たして真相は如何に? この作品はハーメルンにも掲載しています。 2024年3月25日オーバラップ文庫から一巻が発売しました! 2024年8月25日オーバーラップ文庫から二巻が発売しました!
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月29日
連載 240エピソード
かつてこの世界は数度に渡り、種の生存を賭けて魔族と争ってきたと言う歴史がある。 三代勇者により魔王は封印されたものの、大陸全土はサバサバ(殺伐殺伐)として危なっかしい。 そんな世界を旅をするのは愛想がない術師、ヨハン。 術師ヨハンは公私の混同はしない男だ。 それでもたまに情に流される事もある。 趣味は野盗やチンピラの殺害。 そして説教、煽り。 イマドキのサバサバ冒険者は、魔族との数度の大会戦でサバサバ(殺伐殺伐)した世界を、今を生きるヨハンが旅をするダークファンタジーである。 殺伐はしてますが、サバサバはしてないのでご了承ください。 ※ 本作はカクヨム、ハーメルンにも掲載しています。 また、本作はAI挿絵を入れていますのでご了承ください。 ※ 2023/11/04 コミカライズ連載が開始されました。ニコニコ漫画さんとかコミックウォーカーとかに掲載されてます。
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アクション[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年01月24日
連載 完結済 40エピソード
※白泉社マンガpark様でコミカライズ連載中です。 ※カクヨムにも掲載。カクヨム版は追加エピソードの一部を本編に組み込み、ヒロイン名をコミカライズと同名にし、更にエピソードを追加した再編集版です。 コミカライズ版から来た方には、カクヨム版を強くオススメします。  父を魔王に殺され、その仇討ちを誓う青年エリウスは、スキル取得の儀式を終えた夜に 「本来魔王討伐には十年の期間が必要だが、取引すれば年数を五年に縮めることができる」  と持ちかけてくる『クロ』と名乗る謎の男と出会う。  疑わしく思いながらも少しでも早い父の仇討と、魔王軍による犠牲者を減らすためにエリウスは取引を受け入れた。  彼が取引で手にしたのは 「導(しるべ)」  という、十五歳から二十歳の人生を何度も繰り返しながら、魔王討伐に必要な因果を発見することのできるスキルだった。  何度も五年間を繰り返しながら、聖女や槍の名手といった強力なスキルの持ち主達と出会い、魔王討伐への確かな手応えを感じるエリウスだったが⋯⋯。  エリウスは繰り返す中、冒険者としてはハズレスキルだとされる「会計」スキルのエレインと出会う。  そして「導」により、彼女を自らのパーティーに加入させたのち、追放しなければならない運命だと知る。    追放をきっかけに「数字の支配者」という最強スキルに覚醒し、活躍し始めるエレイン。  一方エリウスは、周囲から「見る目のない無能」と蔑まれ、落ちぶれる。  だが、彼女が最強スキルに目覚めるだけでは魔王の命には届かなかった。  エリウスは更に人生を繰り返しながら、必要な因果を探し続ける。  彼女を追放し、魔王討伐を押し付ける罪悪感と使命感の狭間で苦しむエリウスだったが、それでも何度も 「ハズレスキルの持ち主はいらない」  と、彼女を追放する傍ら、自分にできることは他にないかと検証し続けた。  いつか彼女が、魔王を倒すと信じて⋯⋯。 2021年度に新規投稿されたハイファンタジー作品において、総合評価pt上位100作品中、読者満足度の指標となる評価平均点(評価pt÷評価人数) 『第1位(9.7/10.0)』です。 ※本編完結 ※追加エピソードあり ※本作は、同じメインタイトルの【簡易版】に、追加エピソード、新エンディングを加えた【完全版】です。サブタイトルを変更しております。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年04月19日
連載 完結済 218エピソード
【2023年8月9日にDREノベルス様より書籍1巻が発売されました】 【2023年10月23日 本編完結いたしました】 人口およそ5万人の小国、ハーゼンヴェリア王国。 その一国民として平凡に育った青年スレインは、ある日突然、自分が国王フレードリク・ハーゼンヴェリアの庶子であることを知らされる。 さらに、王城の不慮の事故で王族がことごとく死亡したため、国王の唯一直系の子となったスレインが次期国王として選ばれる。 右も左も分からない状況の中、スレインは少しずつ覚悟を固め、才覚を開花させ、「王」になっていく。 そして、小国群と大国が並び立つ複雑な世界情勢の中、祖国を守り、富ませるために前に進む。 ※第一章の後半くらいからじわじわ盛り上がっていく系のお話です。内政~だんだん戦記メインの内容になると思います。 ※カクヨム様にも掲載させていただいています。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年10月23日
連載 388エピソード
それなりに強力なギフトを持って異世界に転生したものの、モングレルには大きな野望も志もなかった。 やろうと思えば強い魔物も倒せるし、世界を揺るがす先進的な知識もないことはない。 だが、そうして活躍することによって生まれる軋轢やトラブルを考えると、保身に走ってしまうのが彼の性格だった。 ギルドで適当に働いて、適当に飲み食いして、時々思いつきで何かをする。 これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。 *この小説はハーメルン、カクヨムにも投稿されています* *2023年5月30日に書籍化されました*
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写ありボーイズラブガールズラブ
最終更新日:2025年07月10日
連載 完結済 46エピソード
岡林紅太郎はザ・陰キャラな高校1年生。趣味は独りでパソコンに向かって曲を作ること。 皆に内緒でその歌をYouTubeにアップしているのだけど、歌の下手さと妙な曲のクオリティの高さが相まって不本意ながら評判になっている。 本当ならもっと歌の上手い人に自分の曲を歌ってほしいのだけれども、あいにくそんなコネクションなどなく途方に暮れていた。 ある日、誰もいない音楽室でピアノを弾きながら歌っていると、なぜかドアの向こうにはクラスの陽キャラである鵜飼茉里奈が紅太郎の歌に聞き耳を立てていた。 『歌姫』とも呼ばれるほど歌の上手い彼女は、どうやら紅太郎の曲の大ファンで、勢いあまってこんなことを言うのだ。 「ねえ、岡林くんのそれ……、私にちょうだい?」 これは、太陽みたいな歌姫ヒロインと、実力が日の目を見ない月みたいな主人公の織りなす、サクセスストーリーなラブコメディ! カクヨムでも掲載予定
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2022年09月25日
連載 184エピソード
※書籍3巻、コミックス4巻が発売中 ※コンプエースでコミカライズ連載中! 女の子をかばって車に轢かれ、RPG世界の序盤最強キャラ「レクス」として生まれ変わった!  初期レベルは驚異の50! あらゆる分野の技能を備え、おまけにイケメン! これは大勝利!  ……と思いきや、レクスは序盤の救済キャラ。ソシャゲによくある初期SRカードや、SRPGによくいるぎんのやりを持った老パラディンのように、最初だけは無双出来てもすぐに役立たずになってしまう!  そんなの知るかとばかりに襲い来る魔物やイベント、それから低過ぎる成長率と残念過ぎる固有技と器用貧乏過ぎるステータスと戦いながら、俺は決意した。 「面倒事はどっかにいるはずのゲーム版主人公に押し付けて、さっさと隠居しよう!」と。 これは「主人公」を探す凡人が、なんだかんだで世界を救う英雄になってしまう物語
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2023年04月07日
連載 168エピソード
第二巻2024年4月30日発売! 勘違いされて成り上がる系の作品ですが、主人公自身がその勘違いを自覚していて、なんなら「好都合」と利用するタイプの作品です。少年漫画が好きな人には刺さるノリとかも大量に詰めてみました。 ※自分でも読み返したら「なにこれ読みづら……」ってなったので、3〜4章までとりあえず読みやすい文章に改稿予定(内容は変わりません)2024/11/28から作業開始 【概要】 アニメの第一期ラスボスにして少数精鋭の武闘派ヴィラン組織のボスに転生憑依した主人公が、インフレが始まる第二期以降も生き残れるように頑張るお話。なお、自分が偽物だとバレないようにラスボスに相応しい姿を演じた結果、狂信者が誕生してしまう。 【あらすじ】 目が覚めたら、そこは城の中。見慣れない光景に混乱していた主人公は、自分が好きなアニメの世界にいて、しかも第一期ラスボスの"ジル"になっていることに気づく。 「……あれ。これ俺死ぬのでは?」 全三部構成アニメ『ラグナロク』。その第一期ラスボスにして、かませ犬。それが、彼が転生した"ジル"というキャラクターの正体だ。 ジルの最期は、第二期のラスボスのかませ犬となって死ぬこと。普通にアニメのストーリーが進めば、ジルは無様に殺されてしまうのである。 そんな最悪の結末を回避するため、三下キャラを回避するために、彼は原作の流れを破壊することを決意した。 「私の目的は(かませ犬として死なないために)この世界に君臨することだ」 「!?」 なお彼の言葉が足りなかった結果、とんでもない勘違いが発生してしまうこととなる。 「この世界は全て我が主──ジル様の所有物だ」 「なんだって!?」 「我が主の威光に平伏すがいい!!」 (部下が勘違いを加速させる件について) これは、無意識のうちにカルト集団の信仰対象になったりする青年の、波乱万丈な勘違い系生存戦略だ──! ※旧題:かませ犬から始める天下統一〜前世のアニメの第一部のボスに転生しました〜 ※気が付いたら前世のアニメの第一部のボスでした〜かませ犬にならないために〜というタイトルでハーメルン様でも投稿しています。 ※カクヨム様にも連載中。https://kakuyomu.jp/works/16816700429251491177
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月03日
連載 79エピソード
少年ルシェが召喚された世界は、言語も通じない異世界だった。 召喚者に言葉を教えられ、成り行きのまま静かな山奥での生活が続いていく。ルシェはそこで魔法と剣術を学びながら、元の生活では得られなかった幸せに包まれる。 一年が過ぎ、ルシェは同じ家に住む者たちのことを、家族のように感じるようになった。しかしその頃、その地には魔族による戦火が迫りつつあった。 身一つで異世界に放り出された主人公が、持ち前の能力で世界を変えていく物語。 22.8.16 第一部完 24.4.18 第二部完
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2024年04月18日
連載 200エピソード
生まれながらの皇帝……それは一見すると、成功が約束された人生なのかもしれない。ここ『東方大陸』において、『皇帝』を名乗れるのはたった一人。生まれながらその至高の座にいる彼は、順風満帆の人生が送れる……はずが、無い。 先代皇帝である祖父、そして本来皇帝を継ぐはずだった父は、貴族によって暗殺されていた。その貴族らにとって都合の良い傀儡、不要になればいつでも消せる御輿。それがブングダルト帝国8代皇帝、カーマインである。 皇帝は満足な教育すら受けられず、帝国は貴族らの政争により崩壊しつつあった。財政は破綻し、周辺国の介入に対応できず、辺境の独立を許した帝国。この大国が風前の灯火であることは、誰の目にも明らかだった。 ……人々はまだ知らない。この傀儡が後に、『帝国中興の祖』『大帝』『最も偉大なる皇帝』と呼ばれることを。 ――そして彼が、転生者であることも。 これはよくある異世界転生の、絶対に成り上がれない物語。 ※テキスト及び画像の無断転載・複製を固く禁じます。 ※Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. ※禁止私自转载、加工。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月14日
連載 135エピソード
【PASH!ブックス様から書籍第3巻&コミカライズ第3巻発売】俺が転生したのは戦列歩兵が撃ち合う近世風の戦争世界だった。平民少尉の俺は「死神」と疎まれ、女性しかいない第6特務旅団に参謀として配属される。何か企んでいる旅団長もお気楽な下士官も女性、歩兵は素人同然の女の子ばかりだ。このままだとみんな戦死しかねない。俺がどうにかしないと……だがどうやって!? ※連載期間21年4月11日~23年4月28日(後日談と外伝を不定期連載中)
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月07日
連載 172エピソード
【書籍版 マジエク7巻9/1発売です】 日本の紳士の間で一世風靡した伝説の美少女ゲームがある。 それは『マジカル★エクスプローラー』通称マジエク、マジエロだ。 俺はこのゲームのチートじみた能力を持つ主人公に、それも美少女ヒロイン十二人といちゃいちゃする主人公に、アペンドディスク(追加パッチ)によってヒロインが二十四人に増えハーレムに拍車を掛ける主人公になっていた!…………なんてことはなく、その横でへらへら笑う三枚目になっていた。 もちろん最初は絶望した。 当たり前の事だ。主人公だったら二十四人のヒロインを侍らし、チート無双が出来る。だが俺は三枚目だ。あてがわれるヒロインはいない。 だけど俺は主人公だとか、ヒロインなんかがどうでも良くなった。それは『魔法』に出会ったからだ。 魔法を使っているうちに、俺は魔法を興味を持ち、極めたいと思った。魔法で最強になりたいと思った。そして俺は決意する。 主人公の友人という役割を半分放棄して、魔法を鍛えよう。そして、 魔王ですらソロで倒すほど成長するマジエロ主人公。あのチートをぶっ倒そう。 ……なぁんて思って修行してたんだけど、なんで俺がエロゲヒロインと仲良くなれたり、 エロゲの主人公みたいなイベントが頻発するんですかね? ※R15は保険。美少女ゲームを題材にしていますが、R18にならない程度のネタしか使わないためこちらにUPしてます。 ※誤字脱字が多いことに定評があります(本当にすいません)。指摘いただければ、後ほど直すと思います。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2022年10月19日