「人前に出る時だけ分身を身代わりにできたら……」
学級副委員長の肩書きと極度の上がり症の狭間で悩む新入生・渡末準は、
その他力本願全開な潜在思考を、学園裏手にある廃神社の守り神に利用され、
分身として憑依されてしまった。
「13歳くらいにしか見えない女の子が神様で、しかも俺の分身!?」
準は困惑しつつも、人懐こい神様に"分身=類する者"の意から"ルイ"と名前をつける。
そんな折、廃神社から脱走したルイを血眼で探し回る上級生が現れ、
準は今すぐ彼女を手放すよう迫られる。
大人しくルイを引き渡すか、抵抗を試みるか。準が選んだのは――!?