ブックマーク一覧 カテゴリ1 全8件
短編
「セリカ、これ、読んだことあるか」ある日、私の婚約者リチャード様が差し出したのは恋愛小説、悪役令嬢の婚約者を追放する大流行中の物語だった。「この話は『婚約破棄』を宣言する素晴らしい恋物語なのだが、結局『婚約解消』するしかなかった。この二つはどう違う?」あのね。それを婚約者である私に聞きますか?
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年06月21日
短編
「レイチェル! お前との婚約を破棄する!」  悪女レイチェルは皇太子から婚約破棄され、妹に奪われた。  代わりにあてがわれたのはバケモノと噂されるマディソン・ヒース辺境伯。  左半身に赤くただれた火傷痕のある、辺境の守護神である。  遅れてやってきたマディソンは血と火炎の香りを漂わせ、レイチェルに火傷痕に覆われた手を差し出す。 「このような血塗れの手でもよろしいか」 「わたくしはこれほど美しく素敵な手を知りませんわ」  悪女な聖女は返品不可である。 *2025.06.27夜、2025.06.28朝、 [日間] 異世界〔恋愛〕ランキング、ジャンル(すべて)1位、日間総合ランキング1位でした。 読んで下さった方々、本当にありがとうございました!!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月23日
連載 完結済 108エピソード
グラスフィールド王国の『王空騎士団』は、男性の一万人に一人にしか現れない飛翔能力者の集団である。彼らはこの国の春と秋に飛来する巨大な肉食の鳥「巨大鳥(ダリオン)」から人々を守っている。  王空騎士団は国民の憧れの的であり、騎士団員は貴族に歓迎される存在だ。主人公アイリス・リトラーも飛翔能力者に憧れている一人。  だが、アイリスが他の人と違っていたのは、少女でありながら幼い頃から「自分もあんなふうに空を飛びたい」と強く願い続けていたことだ。 「飛翔能力者は男児ばかり。どんなに遅くても五、六歳までには能力が開花する」という常識の中、アイリスは十五歳を過ぎてからその能力が開花する。 肉食の巨大な鳥と共存している国を舞台に、空を飛ぶことに強く惹かれるアイリスと、飛翔能力者サイモンが出会う。 飛翔能力の開花後、アイリスは飛び抜けた能力を発揮して男たちを圧倒し、活躍する一方で、周囲の思惑に翻弄される。  アイリスとサイモンの恋の行方は。やがてアイリスがたどり着く意外な真実とは。  最後までどうぞお楽しみに。 ★第一章 能力開花編  第二章 王国の秘密編 ©守雨 Syuu All Rights Reserved. Reproduction and translation are prohibited.
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2023年11月28日
連載 完結済 124エピソード
別名『姉を追って来たら化け物を退治する組織に行きついた弟の話』 他人の医療ミスの責任を取らされ、勤めていた大学病院を解雇されたルーシャンは、5年間音信不通の姉を追って、人を食う化け物「グール」を退治する組織、「リアン・オーダー」に行きついた。慢性人手不足のオーダーは、いつでも医療従事者を募集していた。再会した姉のメイは、オーダーの指揮を執っており、しかも奇行が悪化していた。 これは、グールに家族を殺された姉と弟が再会してお互いの恋路を見守る話。たぶん。 ※いつも通りご都合主義ですが、姉のメイはハードモード(弱)です。できるだけぼかしていますが、性被害の描写があります。たぶん大丈夫だとは思いますが、制限に引っかかりそうなら下げるか制限をつけます。 それでも大丈夫、という方のみ、お進みください。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年03月10日
連載 完結済 12エピソード
セイラムは、美しい少女だった。 けれども、すらりと伸びた背筋に、長い黒髪の彼女を美しい女ではなく美しい男だと思う者達も多い。 そんなセイラムは、謎めいた友人のヴィネアに微かに心を揺らしながらも、自分の魂の前歴となる美しい男にずっと叶わない恋をしていた。 しかし、ある事件を境にセイラムは、鳥と呼ばれる翼を持つ者達に追われる身となってしまう。 ずっと友人だった美しい男は何者で、出会った騎士はどこから来たのか。 その秘密が繋がる写本とは何なのか。 写本を蒐集する高貴な獣達が、誰にも知られずに密やかに生きる世界。 これは、姿を消した美しい竜を巡る、一人の少女とその少女を愛した困った生き物達の物語。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2019年07月14日
連載 完結済 8エピソード
ルクレツィアは、王家の主催の舞踏会で、婚約者である第二王子から婚約の解消を提案される。 口数が少なく自己主張のないルクレツィアには、第二王子妃は厳しいのではないかと言うのだ。 これはもう、実質、婚約破棄に違いない。 そう考えたルクレツィアは、帰りの馬車でドレスを脱ぎ捨てて快哉を叫び、一人になると、少しだけしょんぼりした。 婚約者が大好きだったルクレツィアには、誰にも明かしていない秘密があったのだ。 これは、一人ぼっちになった怪物が、星に願って取り戻した二度目人生で、大好きな婚約者と大好きな家族を大好きなままに過ごすやり直しのお話。 本編完結しました。 5/2、ジュリウスの幕間を追加しております。 5/17、オブリビオの幕間を追加しております。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年05月17日
連載 完結済 5エピソード
その森の奥には、祝福を与えた妖精との約束を破り、滅ぼされた王国があった。 その国の最後の子供となったアンディエールは、婚約者である妖精の王子が成人する日に、お祝いの晩餐として贄になる事が決められている。 そんなアンディエールの手には、偶然手に入れた、特別な祝福を授かった一本のナイフがある。 けれども、そのナイフを使おうとした夏至祭の夜に、アンディエールの噂を聞いた一人の美しい妖精が部屋にやって来た。 これは、妖精達に育てられ、誰からの愛も得られなかった一人ぼっちの王女の復讐の作法と、愛情の形を知らない孤独な妖精の王様の物語。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年07月31日
短編
幼い頃に婚約破棄はされてしまったものの、それはお相手の家の事情から。 きっといつかは自分も幸せになれると信じて、なけなしのお金で準備を整え、伴侶探す為に社交界に上がった貧乏男爵家の娘レルメーレ。 しかし、どうやらそれは甘い目算だったらしい。 どれだけ努力しても、なぜだかレルメーレを選んでくれる男性が現れない。 おまけに、このシーズンの内に結婚相手を見付けなければいけないのに、結ばれた恋人達の祝福をする為に訪れた、国賓である美しい妖精の王子に恋をしてしまったのは大きな誤算であった。 これは、精一杯頑張ったけれど結婚市場では不人気だった花の魔術を持つレルメーレと、そんなレルメーレの長所に心を留めた、通りすがりの美しい妖精の王子のお話。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2020年07月24日