全ては主人公である女子高生、姫野麗華の自殺からはじまる。
幽体となって自分の死体を見下ろす麗華に、天使と名乗る初老の男が話しかけてくる。
その内容とは。
「麗華の元カレ、藤村仁の魂が悪魔に持ち去られてしまったから、彼の魂を取り戻すまで、彼の肉体に憑依して「藤村仁」になりすまして欲しい」
というものだった。
だが、仁は普通の高校生ではなく、将来を嘱望されたピッチャーだったのだ。
野球経験のない麗華は仕方なく承諾するが。
チームメイトたちの気持ちはバラバラで、その原因が仁のワンマンな性格によるものだと、麗華は思い知らされる。
仁にとっては最後の。
麗華にとってははじめての夏の大会が始まるのだった。
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