職業は公務員。住んでる場所はあの世。 新しい命を与え、終わった命をあの世へ導く。 たまに、やっかいな仕事も抱えてみたりして。 色々な出会いがあり、別れがあり。そんな彼の日常。 ※話の性質上、人の生死に関して不愉快な表現が出てくる可能性があります。また、軽い暴力的表現が出てくる可能性があります。 辻村さんは変人です。とーってもめんどくさがり屋さんです。でも、たぶん、いい人です。 一生独身で、飄々と我が道を歩む人だと思います。 ※キリの良いところで完結設定。新しい話を連載する時には連載中に変更します。

鹿野島高校天文部に所属する西前は、ある夏の夜、流星の下で不思議な音を聞く。そのことを天文部の顧問である保刈に相談してみると、何でも「星は歌う」のだという。俄かには信じがたい言葉を怪しむ西前に保刈が提案したのは、志望校の合格を条件にした天体観測だった。夏に結ばれた約束が果たされる冬、そこで二人が聞いたものとは。

　水島羽鳥は長年病に悩んでいる。医者の面倒になることを渋っていた彼女だったが、ある日とうとう勇気を振り絞って病院に向かった。そこで彼女は、不思議な少女と出会うことになる。

少女は塔の中でひとりきり。 花を食べる少女は人を避け、自ら塔の中に閉じこもった。 食べることがやめられない少女の前に、夢喰う魔物だと名乗る青年が現れる。 青年は言う。「君の夢をくれれば、願いを叶えてあげる」 少女は言う。「わたし、花を食べるようになってから見ていません」 青年と少女の童話を模した物語。 ※この作品は他の投稿サイトにも掲載しています