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短編
≪あらすじ≫ 一 シリウスは月の出を待つ  ぼくは風星の幼馴染みで、彼女が小学生低学年から徐々に視力を失っていくのを間近に見てきた。思春期を迎えても二人は依然として異性としては意識しない。  今は近い高校の一年生で行き帰りをエスコートする盲導犬代わり。  ある日、音楽室の窓から聞こえて来たピアノの演奏に風星は衝撃を受ける。 二 シリウスは月に出会う  演奏していたのは天才ピアニストと騒がれ始めていた二年生の月麗。しかし、常に「全盲の美少女天才ピアニスト」と報道されるのに反発し、周囲とうまくいかなくなって地元の高校に進学せず、風星の高校に入った。  そんな月麗にはヴァイオリンが弾ける風星とのデュオはいい息抜きだった。ピアノで様々なことを語りかける月麗。ある日のセッションで顔を赤らめ、帰り道でも無口。何日か後で訊いてみたら、ピアノで告白されたと。強引に迫って来る月麗、ためらいながらも受け入れていく風星。  キスの誘いもぼくとの関係の詮索もすべてピアノで伝える月麗。蚊帳の外に置かれるぼく。 三 月はシリウスに求愛する  月麗は風星を独占しようとし、ぼくさえも排除しようと敵意を向ける。しかし、風星は才能に恵まれた月麗を贅沢だと非難する。激しいケンカの末、離れてしまう。暗い思いに沈む月麗。  プログラムを全く一新し、風星に向けた密かなメッセージのこもった新たなプログラムでリサイタルに臨み、大成功を収める月麗。和解する二人。 四 太陽は星たちを苛む  次のリサイタルを企画していた月麗たちは新型コロナによって中止を余儀なくされ、学校も休校になった。触れることが見ることの代替の視覚障碍者にとってソーシャルディスタンスはストレスの多いものだった。それを解消するためにストリートピアノと動画投稿に進出する。風星とのデュオは得難い経験になる。 五 月とシリウスは高みを目指す  ショパンコンクールを目指す月麗は猛練習を始める。それを風星は心配し、練習時間を減らすために月麗の要求に応じて濃厚なキスをする。風星は月麗の指を口に含む。生まれながらの視覚障碍と途中失明の違いを乗り越え、お互いを伴侶と認め合う。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2021年01月31日
短編
お妃様が亡くなって悲しみに暮れる王様は王宮中の花をちょん切ってしまいます。そこへ現れたのが一人の小間使いです。
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童話[その他]
最終更新日:2021年01月18日
短編
10歳の女の子イヴはお隣に引っ越して来た活発だけど、やさしい男の子クリスとなかよくなります。でも、イヴは重い心臓の病を抱えていて…というお話です。 『死は年寄りにもわからない。こんな年になっても死ぬことを考えると、宿題を忘れた時に先生に見つめられるみたいにドキドキするんだよ。』
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童話[その他]
最終更新日:2020年12月25日
短編
和歌を読んでいると現在に置き換えたらどういう情景になるのかなと考えたりすることがあります。 伊勢物語や和泉式部日記、源氏物語などなど平安時代の物語の多くには、和歌が出てきます。物語と和歌の関係は様々ですが、そういうのを私も書いてみようかなと思いました。 気に入った和歌からのインスパイアで、連作短編集として投稿していこうと思っています。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年12月10日
短編
なろうラジオ大賞2向けの1000字をちょっとだけ下回る作品です。夏のイメージを並べていたら時間とか永遠とか、何より死の気分になりました。 わたしのブログ「夢のもつれ(https://blog.goo.ne.jp/traumeswirren)」に掲げたもののリライトです。 シューマンの「幻想小曲集」とドビュッシーの「西風の見たもの」をパロってます。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年12月10日
短編
なろうラジオ大賞2のキイワードをタイトルの字数制限ギリギリまで詰め込みました。タイトルがそのままあらすじです。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2020年12月14日