その宣言は小悪魔のように告げられた。
——殺し合いです!
乙女の如き姿をした少女が発したその一言は、彼女によって集められた十万人の小説家たちを震撼させた。
殺し合い。それは、小説投稿サイトに小説を投稿していた十万人の小説家たちが、それぞれの『作品』と与えられた『スキル』でお互いのポイントを奪い合うという前代未聞のデスゲームだった。
そうして始まったのは、小説家たちの間で行われる血で血を洗う欲望塗れの生存競争。老若男女、どんなジャンルも関係ない。そこにはただ一つ、他の小説家を殺して十万ポイントを得るという勝利条件があるのみ。
巻き込まれた記憶喪失の少年はその殺し合いに何を見るのか。絆と裏切り、理想と現実、死と生。入り乱れ、常に変わり続ける魔境の中、さらに悪魔や神の存在も……?
かくて至れよ、絶対なる書!
ハイパーライターズデスゲーム、ここに開幕!!