皇暦2605年9月27日。 無条件降伏を理由に我々の国は赤く染められた。 奴らは騙した。奴らは裏切った。 無条件降伏をしても独立権を担保するという欺瞞に騙され、武装解除した我々は蹂躙された。 あれから半世紀以上。 60年以上に及ぶ血を流さない国家開放への活動は何の意味もなさなかった。 我々は未だに奴らから独立することが出来ない。 齢92。 もはや手のうちようなし。 何も変わらない日常に生を諦めた私にやり直しの機会が与えられる。 ――記憶を引き継いだ俺はやり直す。 次は一体どうするか。 答えは１つ。 2000馬力級18気筒星型エンジンで重戦闘機を作り、海上、経済包囲網を回避し、 100オクタンガソリンを常に入手できる状態とする。 皇暦2600年までにジェットエンジンを実用化させ、 後に超大国となる国の開戦ムードを消沈させ、北進する。 手はずを整え、陸軍の航空技研のエンジニアだった立場から全てをひっくり返す。 もう二度と、国旗は赤く染めさせない。

　柊朱雨は特に変わった個性のない高校１年生。強いて挙げるとすれば、何事も１番手を嫌い、２番手以降を好む『サブキャラ』好きである。そんな彼はある日、友達とゲームをしている時に、突然胸に鈍痛を感じ、心残りを残したまま息絶えることとなった。 　しかし、突然目覚めたかと思えば、そこには知らない城、知らない人、知らない世界が眼前に広がっていた。 　ルーシュ・ラナタイトという人物に転生したらしい朱雨は、自分に『勇者』の称号が与えられていることに気づく。 　よく分からない現状の中、彼が目標にしたことは、与えられた『勇者』の称号をどうにかして自分から無くさなければということだった。 ※小説家になろうとアルファポリスにて掲載しております。 ※筆者が怠け者かつ多忙な為、投稿頻度が一定ではありません。 ※ほんの少しでも良いので感想、レビュー等よろしくお願いします。筆者が猿のように喜びます。 ※現在更新を停止しております。

何気ない日常を過ごしていた１人の男子高校生は、思いがけず命を落とす。 その後、女として異世界に転生するが、１５歳で一国に追われる身となる。 逃げる中でいろいろな事件や面倒事に巻き込まれながら正体を隠し、なんとか生き抜こうとする異世界コメディーです。