ブックマーク一覧 カテゴリ1 全246件
連載 71エピソード
埼玉県秩父市。2年前に病気で仕事をやめた俺は、乏しい退職金と親の遺産で食い潰しながらただ日々を生きていた。 そんなある夏の日、俺は家庭菜園に倒れていた黒いとんがり帽子にケープの少女を拾う。 彼女に連れられて向かった先にあったのは、そこには決してあるはずのない白亜の王宮と城下町だった。 その日から、俺の詰みかけていた人生は音を立てて動き始めた。 突如異世界から転移してきた都市を巡り交錯する人々の思惑。そして都市を狙ってやってきた異世界からの刺客。 さらに都市を確保しようと送り込まれた大国のエージェント。そんな中に放り込まれた無職の俺は、どう立ち回るのか。 魔法も武力も金もない俺の武器は、知恵と言葉と愛。 これは、俺が異世界への扉を開くまでの物語だ。 ※「悪役令嬢と性悪執事は転生者狩りをするようです」の続編ですが、単品でも読めます(むしろ前作要素は中盤以降にしか出ません)。 ※以前執筆していた同タイトルのリメイク版ですが、設定やストーリーは大幅に変えてあります。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月22日
連載 43エピソード
 目が覚めると、三度目の人生がはじまっていた。  十六歳の時代に撒き戻ったわたしは、つい先ほどの記憶を思い出したむしゃくしゃと叫ぶ。  「あー! む~か~つ~く~! 男なんてくそくらえ‼」  わたしは、二度目の人生で夫だった男――エミディオに殺された。厳密に言えば、あいつの企みによって火刑に処された。  わたしを好きだと言ったエミディオは、実際には王女であるわたしの身分がほしかったのだ。病弱な王太子を廃嫡に追い込み、自分が王になるために。  けれどもわたしは、この国で嫌われている「魔女」。  王女だけれど、生まれた時から両親には見向きもされず、五歳の時に離宮に追いやられた。  そんなわたしを妻にしたところで、エミディオが王になれるわけないのに、馬鹿な男だ。だけど、一番馬鹿なのは、エミディオの甘い言葉にころっと騙された自分だけど。  三度目の人生は、絶対にエミディオと結婚しないわ。そして、絶対に殺されない。  そう決意したまではよかったが、どうやらエミディオは、二度目の人生で知った王位を奪う計画以外にも何からくらんでいるようで……。  さらには、わたしの天敵とも言える、大嫌いなクリストバルとの関係にも変化が?  三度目の人生、わたしは無事に生き残れるのか――!?  
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月29日
連載 58エピソード
☆お知らせ☆SQEXノベル様から書籍1巻発売中です!イラストは雪子先生です!書籍2巻は2025年7月7日発売予定です(*^^*)  わたし、スカーレットは燃費が悪い神殿暮らしの聖女である。  ご飯は人の何倍も食べるし、なんなら食後二時間もすれば空腹で我慢できなくなって、おやつももりもり食べる。というか、食べないと倒れるので食べざるを得ない。  この調子で人の何倍ももりもり食べ続けたわたしはついに、神殿から「お前がいたら神殿の食糧庫が空になるから出て行け」と追い出されてしまった。  もともと孤児であるわたしは、神殿を追い出されると行くところがない。  聖女仲間が選別にくれたお菓子を食べながら、何とか近くの町を目指して歩いていたわたしはついに行き倒れてしまったのだが、捨てる神あれば拾う神あり。わたしを拾ってご飯を与えてくださった神様のような公爵様がいた!  神殿暮らしで常識知らずの、しかも超燃費の悪いわたしを見捨てられなかった、二十一歳の若き公爵様リヒャルト・ヴァイアーライヒ様(しかも王弟殿下)は、当面の間わたしの面倒を見てくださるという。  三食もりもりのご飯におやつに…とすっかり胃袋を掴まれてしまったわたしは、なんとかしてリヒャルト様のお家の子にしてもらおうと画策する。  しかもリヒャルト様の考察では、わたしのこの燃費の悪さには理由がありそうだとのこと。  ふむふむふむ、もぐもぐもぐ……まあ理由はどうでもいいや。  とにかくわたしは、この素敵な(ごはん的に!)環境を手放したくないから、なにが何でもリヒャルト様に使える子認定してもらって、養女にしてもらいたい。願いはただそれだけなのだから!  そんなある日、リヒャルト様の元に王太子殿下の婚約者だという女性がやってくる。  え? わたしが王太子殿下の新しい婚約候補⁉  ないないない!あり得ませんから――!  どうやらわたしの、「リヒャルト様のおうちの子にしてほしい」と言う願望が、おかしな方向へ転がっていますよ⁉  わたしはただ、リヒャルト様の側で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べたいだけなんですからねー!   ※書籍化に伴い「燃費が悪いと神殿から厄介払いされた聖女ですが、公爵様に拾われて幸せです(ごはん的に!)」から「燃費が悪い聖女ですが、公爵様に拾われて幸せです!(ごはん的に♪) 」に改題しました。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年06月20日
短編
出征した優しい夫が戦死してしまい、途方に暮れていたら、夫の隠された一面が次々と明らかになるお話。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月17日
連載 完結済 225エピソード
貴族の令嬢メアリ・アルバートは始業式の最中、この世界が前世でプレイした乙女ゲームであり自分はそのゲームに出てくるキャラクターであることを思い出す。ゲームでのメアリは悪役で、主人公に嫌がらせや妨害工作をした後にしっぺ返しをくらい没落する、まさに典型的な悪役令嬢の没落コースを辿っていた。となれば、ここは「そんな人生冗談じゃない!」と没落を回避…しない! いっそ開き直って没落コースを突き進むのみ!最後にギャフンと言わされるのはこの私! 従者のアディを巻き込んだ、目指せ没落な一年間。果たしてメアリはゲームの通りに没落できるのか!? ・・・・・・・・・ ※ビーンズ文庫より書籍化・ビーズログコミックにてコミカライズ連載中※
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月14日
連載 131エピソード
※第10回オーバーラップWEB小説大賞にて銀賞をいただきました!  十七歳の春。  前世の記憶を思い出し、その事実に気が付いたわたしは焦った。  乙女ゲームの悪役令嬢マリアは、すべての攻略対象のルートにおいて、ヒロインの恋路を邪魔する役割として登場する。  わたしの活躍(?)によって、ヒロインと攻略対象は愛を深め合うのだ。  そんな陰の立役者(?)であるわたしは、どの攻略対象ルートでも悲しいほどあっけなく断罪されて、国外追放されたり修道院送りにされたりする。一番ひどいのはこの国の第一王子ルートで、刺客を使ってヒロインを殺そうとしたわたしを、第一王子が正当防衛とばかりに斬り殺すというものだ。  ピンチだわ。人生どころか前世の人生も含めた中での最大のピンチ‼  このままではまずいと、わたしはあまり賢くない頭をフル回転させて考えた。  まだゲームははじまっていない。ゲームのはじまりは来年の春だ。つまり一年あるが…はっきり言おう、去年の一年間で、もうすでにいろいろやらかしていた。このままでは悪役令嬢まっしぐらだ。  うぐぐぐぐ……。  この状況を打破するためには、どうすればいいのか。  一生懸命考えたわたしは、そこでピコンと名案ならぬ迷案を思いついた。  悪役令嬢は、当て馬である。  ヒロインの恋のライバルだ。  では、物理的にヒロインのライバルになり得ない立場になっておけば、わたしは晴れて当て馬的な役割からは解放され、悪役令嬢にはならないのではあるまいか!  そしておバカなわたしは、ここで一つ、大きな間違いを犯す。  「おほほほほほほ~」と高笑いをしながらわたしが向かった先は、お兄様の部屋。  お兄様は、実はわたしの従兄で、本当の兄ではない。  そこに目を付けたわたしは、何も考えずにこう宣った。  「お兄様、わたしと(契約)結婚してくださいませ‼」  このときわたしは、失念していたのだ。  そう、お兄様が、この上なく厄介で意地悪で、それでいて粘着質な男だったと言うことを‼  そして、わたしを嫌っていたはずの攻略対象たちの様子も、なにやら変わってきて……。  マリアがこの世界の真実を知るとき、ゲームとは違う未来が開けていくーー ※逆ハー要素ありですが、ヒーローは一人です。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年03月06日
連載 37エピソード
アビントン伯爵家の麗しきご令嬢、クリスティーナ・アビントン。今日も今日とて、可憐なその唇で従者に告げる。“ねえ、アルバート。お願い”と。彼女が思い描く、平穏な日常を送る為に。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年01月27日
連載 21エピソード
今年30歳を迎える独身社畜、成宮 誠は、何故か昔から毎年決まって同じ様な内容の初夢を元日に見る。 それは2084年、90歳になった老後の自分が出てくる夢だ。いつも隣には俺の妻と思われる女性がいて、心底優しそうなそのヨボヨボのお婆さんと仲睦まじくほのぼのと暮らしている理想の老後の姿が脳内には映し出される。 どうやら、俺はその夢の内容的に、まさにそこから60年前の2024年の30歳の時にその彼女と結婚するらしい。ただ、あまりにも夢に出てくる妻については、年齢のせいもあってか、若い頃の姿が全くもって想像できない。 そして、気がつけば俺はまさに今年30歳になる年。  初夢は正夢になるという迷信や、あまりにも同じ様な夢を元旦に毎年見るといった不思議な出来事からも、俺はその彼女をてっきり大学の頃から付き合っていて、プロポーズも済ませていた彼女との未来の姿だと信じてやまなかったが、蓋を開けてみれば浮気をされており...先日のクリスマスに別れたところ。  そして、今、俺に他に女性と関わりがあるかと言われれば、それも職場ぐらいで、それも皆、俺がどう頑張っても手に届かないような高嶺の華の女性達しかいないといった虚しい現状だ。だから、その彼女達と付き合うどころか、今年に結婚なんて論外でしかなく、ありえない。  そんな状況から、何度初夢として見ようが所詮は夢は夢。無意識に俺は昔から、ご都合主義な気持ち悪い妄想を夢として見ていたのだろうと、皮肉にも30歳になる年を迎えた今、一生独身で生きる決意をしたのだったが...
作品情報
現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年02月17日
連載 完結済 45エピソード
宝石商人として働いていたレルジェは高額な成功報酬に目がくらみ、男爵令嬢として帝宮に潜り込んでの宝石鑑定を引き受ける。そこに待ち受けていたのは美貌の次期公爵ガーゼルド。彼に気に入られたレルジェは皇太子妃の侍女となり、帝宮で様々な事件に巻き込まれる事になるのだった。 宝石の記憶が見えるレルジュと、彼女を取りまく帝国貴族達の宝石にまつわるドラマ、それと恋愛劇になる予定。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月30日
短編
今でも思い出す。あの遠い夏の日のことを。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2023年08月16日
連載 1エピソード
君は私の罪の証で、私は君の後悔だった。 いつまでも一緒に、なんていう浅はかな望みは、どうにも叶いそうにない。
作品情報
現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年08月24日
連載 完結済 15エピソード
俺のことをいじめる先輩と一緒にラブホテルから出てきたのは仲のいい幼馴染だった。昔から俺と付き合いたいとか、お嫁さんになりたいって言っていたのに。幼馴染を寝取られた俺は失望のあまり自殺してしまう。全てはこれで終わるはずだった。 また同じ日本に転生した俺は幼馴染なんて二度と信用しないし、NTR野郎の人生も絶対ぶっ壊す。
作品情報
現実世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年05月18日
短編
商談を終えた帰り道、目の前を走っているのは妻の乗っている車。 果たしてこの車は妻のものなのか。 だとすれば隣に乗っているのはいったい。 義両親を交えた穏やかな夕食の後で行われる断罪劇。 主人公はどういったけじめをつけるのか。
作品情報
現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年04月06日
連載 完結済 75エピソード
※リブラノベル様より電子書籍化しております(全2巻です)。それぞれ、巻末に2万字程度の書下ろしエピソードを入れております(2巻の方のエピソードは、エピローグのあとの物語です)。 じろあるば先生のとても綺麗なイラストが目印です! どうぞよろしくお願いいたします。 「ごきげんよう。このたび、あなたの正妃として嫁いでまいりました、モルディア国第一王女にしてマグドネル国王の養女、ヴィオレーヌと申します。あなたが殺害を計画した、女です」 ヴィオレーヌは、夫となるルーファスに剣を突きつけて微笑んだ。 戦に負けたマグドネル国からの人質として、ヴィオレーヌは今日、ルウェルハスト国へ嫁いで来たのだ。 そして一度目の人生で今日夫ルーファスに殺されたヴィオレーヌは、人生をやり直して今日に戻って来た。殺されぬよう、絶大な力を手に入れて。 「禁術で旦那様の心臓とわたしの心臓をつなげさせていただきました。文字通りの運命共同体ですわ。ふふっ、夫婦らしくていいでしょう?」 笑顔で宣言するヴィオレーヌに、ルーファスは愕然と目を見開く。 祖国モルディア国のため、敵国だった国で自分を殺そうとした夫の側で、うまく立ち回り生きていくことを決意するヴィオレーヌ。 周囲が敵ばかりの国で、ヴィオレーヌは己の力を見せつけ、少しずつ味方を増やしていく。 それはやがて、いつしかヴィオレーヌを疎んじていたはずのルーファスの心まで動かしていき―― 力をつけて、覚悟を決めて挑んだヴィオレーヌが、やり直しの人生でトラブルに巻き込まれながらも幸せをつかんでいくお話です。
作品情報
異世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年05月24日
連載 完結済 56エピソード
 坂本タイチと幸田チカは、中学2年から交際。  高校受験を乗り越え、無事に同じ高校へ入学を果たしたけど、剣道部に入部し部活と勉強に励むタイチと、帰宅部のチカは少しづつすれ違う。  そのすれ違いが既に決定的なものになっていたことをタイチが知った時には既に手遅れだった。  悩み苦しむタイチは1つの目標を掲げることで乗り越えることが出来たが、今度はチカがそれを知った時、チカもまた既に手遅れだったことを知る。
作品情報
現実世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年09月25日
連載 完結済 12エピソード
俺を無能扱いしてくる妻が不倫している証拠は全て集め終わっている。 後は鉄槌を下すのみだが、二の足を踏んでしまっている。 背中を押してくれたのは、高校の時に交通事故で亡くなった後にvtuberに転生した大好きな幼馴染でした。
作品情報
現実世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年06月12日
短編
歳を重ねた夫婦の仮想旅行記。ラストの風景を是非観て頂きたい掌編小説です。 →「来週、旅行にでも行かないか」 或る朝、いつものようにふたりで朝食を食べていると、夫がそう言った。 定年退職した夫は旅行好きだ。彼は、実際にその場所に行ったような体験ができるシミュレーターができたので行ってみようと主人公を誘う。 家紋 武範さん主催『夕焼け企画』参加作品です。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2023年11月06日
連載 3エピソード
「芋くさ男爵令嬢は道端で次期公爵を拾う」の閑話集です。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2023年06月06日
連載 完結済 10エピソード
モンテシエナ中立魔法保管銀行。 そこは世界のどこの国にも属さない特殊な銀行だ。 金さえ積めばどんなものでも預かるその銀行には、日々さまざまな客が訪れさまざまな訳ありの物品を預けていく。 ある日、伯爵令嬢にしてエリート行員であるルーチェ・アイローラは、一人の魔族の客を相手にした。絶世の美貌を持つその客は、ルーチェに「俺を預かってほしい」と言い出して……。 全5話完結。 ※残酷描写は念の為の警告です ※この小説はカクヨムにも投稿しています
作品情報
異世界[恋愛] 残酷な描写あり
最終更新日:2023年08月30日
連載 完結済 4エピソード
ある新妻はふと思った。 「こいつ、スマフォの画面ロックして。不倫か?」 「こいつ、本当に愛妻弁当食ってんのか?」 「こいつ、記念日覚えているのか?」 新妻の不安はどのように解消されたのか。
作品情報
現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年05月04日