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連載 完結済 33エピソード
宮廷魔術師である伯爵令嬢ミリアは禁書庫へと立ち入る。そこで魔王の干渉を受けて『禁術』を修得、身体を乗っ取られそうになる。 人間が禁術を使えるはずがない――油断していた魔王だったが、元神童ミリアは現代に伝えられる魔術のレベルでは『無用の長物』と評されるほどの、規格外の才能を持っていた。 役に立たない、報われなかった才能が、今、花開く。 ミリアは禁術を操って魔王を撃退、だが、問題は残っていた。禁術を使った人間は等しく死罪なのだ。 この力は封印しなければ! とミリアは決心するも「この問題、禁術で解決できちゃうな……」 そんな日常の異変に頭のいい王太子が気づき――ミリアは切り抜けることができるのか?
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年11月05日
連載 完結済 40エピソード
「早く出て行ってください。あなたのように地味な顔立ち、野暮ったいメイドはこのお屋敷に似合わないと思っていましたから」 屋敷の主人が大事にしていた壺が割れてしまった。その罪を——濡れ衣を着せられてクビになったのは、地味で小さなメイド「ニナ」だった。 ニナは周囲からあまり理解されないながら、お屋敷のあらゆる地味仕事をこなしていた。 ちらかった作業具の整頓。主人一家やお客様の好みに応じた調味料や食材の仕入れ。雑なメイドのやり残した掃除。気分の乗らないお坊ちゃまお嬢様を勉強させること。美術品の贋作返品。季節もの衣類のメンテナンス。etcetcetc…… ニナがいなくなって、一見お屋敷はなにも変わらなかった。それが少しずつ崩壊していくのだが……それはもうニナには関係のないことだった。 メイドとして働くことがすべてだったニナは、ふと気が向いて観光の旅に出ることにした。 そしてその先で「不運な」少女たちと出会うことになる。 異常な魔力量を誇るのに上手に扱えない、魔導士のエミリ。 すばらしく頭がいいのになぜか実験が成功しない、発明家のアストリッド。 食事が合わずにお腹を空かせて全然力が出ない、月狼族のティエン。 少女たちは万能メイド、ニナのおかげで自分たちのほんとうの力を出せるようになった。 その力を結集すると、軽く軍隊レベルに匹敵してしまうのだが……それをニナが知ることはなかった。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2022年07月11日