神世と呼ばれる特区に、十二の神々とその眷属が暮らす現代日本。
特別な異能と美貌を持ち崇められる神々は、穢れの多い現世で堕ち神とならないよう、ひとりの〝巫女〟を選ぶ。
巫女は末永く神に仕え、神の絶大なる庇護のもとで過ごすことになる。
もしも巫女が神の〝番〟であったならば、極上の溺愛に包まれ、誰よりも幸福な未来が待っているだろう――。
◇◇◇
名家に生まれながらも「無能な名無し」と呼ばれ虐げられて育った鈴は、美人で才能がある異母妹の使用人として巫女見習いが集う女学院に通っていた。
しかし巫女選定の儀で、冷酷無慈悲で人嫌いな氷の貴公子と名高い龍神・竜胆に選ばれたのは、なんと巫女見習いでもない鈴だった。
しかも竜胆は鈴にだけ甘く微笑んできて……?
「今日から君は俺のものだ。片時も離れることは許さない。嫌だというのなら、今すぐ君を攫って閉じ込める。――神の独占欲を甘くみないことだ」
恐ろしいほどの美貌を持つ竜胆から向けられる一途で重めな溺愛に、翻弄される鈴。
けれど少しずつふたりの距離が近づいていく中、実は鈴にも霊力があり、その全てを異母妹に搾取されていたことが判明し――!?
これは不遇な人生を歩む少女が神の番様(つがいさま)に選ばれ、奪われていた大切なものを取り戻し、たくさんの幸せを掴む和風シンデレラストーリー。
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『龍の贄嫁』第1巻〈下〉碧水雪乃
装画:mokoppe先生
KADOKAWAメディアワークス文庫様より
2025年4月25日発売
スクウェア・エニックス様でコミカライズ企画進行中です!
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■他webサイト様にも同時投稿しています。
■ノベマ様にて総合ランキング1位、pixiv様にてオリジナル小説ランキング1位になりました!
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