奇行に走る義姉ロクサーヌとその婚約者ガインを見てきたロクサーヌの義弟の話。 ※『エンディングが見たかった』義弟sideのお話です。

公爵令嬢には想い人がいます。振り向いてもらおうと、頑張るけれど・・・。 三話完結。

『ヴィオラちゃんファイトォォォォ』より、ダンへの同情票獲得を目的とした番外編です。ダンからヴィオラへの愛情度確認をしたい方やアイアイ事件の真相が気になる方以外には完全に蛇足なので要注意。 本編の投稿から六年以上が経過しており、いろいろ平仄が合わない点などあるかもしれませんが細かいことは気にしない精神でここはどうかひとつよろしくお願いします。 なお、内容はベタです。

木の枝から降りられなくなった子狸を助けてくれたのは、まだ年若い領主さまでした。 お礼をしようと奮闘する狸ですが、失敗ばかり。 そんな時、女神さまがちょっとだけ力を貸してくれることになりました。 ほのぼのとした童話風のお話です。

彼に恋をしていると知ってしまったから。だからこそ、少女は婚約を解消する。

ジュリアは婚約破棄がしたい。婚約者と結婚したくない。だから婚約者の弟と婚約しようとした。けれども婚約破棄はできないってお話。

水辺の魔女、リリ・ジゼットコートは周囲の勧めから、第3騎士団の隊長、シュオン・ラスフラートと見合いをすることになる。見合いをしたくないリリは魔法を使いシュオンの屋敷から逃げ出したところで、隣国のしがない商人、カートの馬車に拾われた。リリはカートと馬車に揺られ、途中寄り道をしながら、逃げようとするが……

魔法庁が管理する巨大な倉庫には、たわわな果実を隠し持つ鼠がいるらしいーー。

メイドとして働くマーサは人気のある騎士のクリフォードに密かに恋をしている。 けれど地味で真面目なだけの自分には縁遠い人だと思い、気持ちを心にしまっていた。 そんなある日、マーサはクリフォードと一緒に届け物を頼まれる。 緊張してほとんど話しもできないまま届け物を終えた帰り道で、突然大雨に見舞われてしまう――。

ごく平凡な四十歳一歩手前の正一（独身）はある日、不慮の事故で亡くなってしまう。しかし、目覚めてみればそこは見た事もない場所で、自分は子供の姿だった。これは姪っ子（オタク）が言っていた異世界転生という奴なのでは？　半信半疑ながらも正一はその世界の家族を愛し、自分のままで生きていく。―――平凡な男が平凡なスペックしか持たない王子様に転生し、美形に囲まれながらものんびり過ごしていくお話です。全体的にコメディで『乙女ゲーム』要素があります。『ボーイズラブ』というよりも重度のブラコンという設定ですが、念の為タグは入れさせて頂きました。『R-15』は保険です。お楽しみ頂ければ幸いです。 ＜追記＞度々『ボーイズラブ』タグはなくてもいいのではないか？　というご意見を頂きましたので、外させて頂きました。ただ、今後の暴走を視野に入れ、念の為に注意喚起は続けさせて頂きますので、ご了承いただければ幸いです。

恋愛初心者ですっとぼけた二人がすれ違いコントをする、アホなラブコメ。

結婚してすぐに戦争へ行った夫が、帰宅した。働き者だった彼は体が不自由になっていて、今の体を受け入れられずに死にたがっている。そんな彼を生へと引き留めようとする妻のお話。

由紀は双子の妹、瑠璃の奴隷だった。 そう。妹の代わりに、大好きだった彼に告白するまでは。

ウィルテンティウス王国。この国では「淑女の嗜み」として、貴族令嬢にも武術や剣術を習わせることが当たり前となっていた。 そんな中エルミシアはどうやら、前世の記憶を持ったまま生まれ変わってしまったらしい。 その上なんの因果か知らないが前世と同じ名前を授けられ、尚且つ前世の夫が今世の婚約者になってしまったのだ。 夫を侍女に殺され苦い思いをした経験を持つエルミシアは、今世では必ず夫を守ろうと決意する。 これは百年前「剣の女王」と呼ばれた女性が紡ぐ、やり直しの物語。

嫁き遅れた私が押しつけられたのは、異世界から来た巫女姫を溺愛するろくでなし宰相のもと。容姿端麗、文武両道と申し分ないが、その巫女姫熱が全てを無に帰させる。挙げ句の果てには大喧嘩し、とうとう愛想を尽かして王様に退職届けを提出するも、やってきたのは退職金を届けに来た事務員ではなく奴だった――。

嫁き遅れ女第二弾。 男性側からの視点です。

私の婚約者が、彼の友人たち共に、一人の女性と親しくなっているという噂は聞いていた。そしてその友人たちがそれぞれの婚約者に別れを告げていることも。 彼に「他に好きな人ができた」と言われたら、私はどうすればいいのかしら。

拙作「教えてあげる」の後日談です。前作をお読みにならないと分からない内容です。 元教え子であるオルティア伯爵子息ジェラルドから、衝撃の告白を聞いた元ガヴァネスのアンバー・ローズは、その翌日伯爵未亡人と共に馬車の中にいた。でも、その中にはもう一人、暗い空気を撒き散らす人物がいて……。

田舎で暮らすミルティアは幼いころの怪我から足も不自由で、目もよく見えない。 彼女の家族は王都の魔術学園に通うエリートの弟のみ。 毎年、長期休暇に帰ってくるが、今年はいつもと様子が違うようで。 乙女ゲームベースの陰のある庶民の攻略対象者の過去を縛る姉を悪役令嬢ポジションのお話。

早耶は、幼馴染みである壱夜の事が好きで、いつも彼のそばを離れなかった。しかしそんなふたりの時間は壱夜の恋人が出来たという宣言により終わりを告げる――と思っていたのにそうではなかった。奇妙なすれ違いを見せる最終的に溺愛の矢印が変化していくありきたりなのかそうではないのか良くわからないラブコメディー。短い話数で終わります。