ブックマーク一覧 カテゴリ1 全31件
連載 38エピソード
グレイ=アルムガルドは七十を超える老爺だ。 爺にしては心が少々やんちゃで、見栄っ張りで、爺らしく情に厚い。 グレイは才能に恵まれ、努力を惜しむこともなかったが、その性格と不運が重なり日の目を浴びることのない人生を送ってきた。 さて王都では近頃後継ぎ問題が起こり、少しずつ不穏な空気が蔓延し始めている。 また巻き込まれては大変だと、グレイが田舎へ引っ越す準備をしていたところ、成り行きで第十一子の王女に雇われることになってしまった。 いざ教育係になってみれば、なぜだかどいつもこいつも陰で生きてきたグレイのことを警戒したり評価したりしている。 魔窟と呼ばれる王宮で、爺は王女をどこへ導くのか……。 最強の爺は今日も立派な鬚を扱いて大物感を出しながら、明後日のことを考えるのであった。 ※カクヨム・ハーメルンにもあります
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月26日
連載 62エピソード
「私には愛する女性がいる。あなたを愛することは無い。」   これが結婚したばかりの新郎ロランから初めて言われた言葉だった。 カパネル王国は魔法の国。この国でただ一人魔力を持たないジゼルは古からの因習に従いこの時代の最強の魔法使いであり公爵家の長男ロランと結婚した。  しかしロランには愛する王国の姫シャルロットがいる。愛し合う二人の邪魔をし世間から悪女と呼ばれるジゼルは新婚初日にロランから冷たい言葉を浴びせられた。 嫌われ疎まれ誰一人味方のいないこの国でジゼルは孤独の中耐えている。五ヶ月経てば古の因習が定める期間が終わり離婚ができる。そしたらロランはジゼルと離婚し愛する姫と結婚する。 ロランが幸せになるその日が来るまで幼い頃から憧れていたロランの迷惑にならないようジゼルは息を殺し生活する覚悟を決めた。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年06月23日
連載 34エピソード
腕は立つけどコミュニケーションは苦手。だけど、困っている誰かに手を差し伸べるのは当然のこと。 そんな少女が迷宮配信者になったのは、「探索者は映像記録を公開しなければならない」という制度のせいだった。 少女は迷宮深層を一人で探索し、時には率先して他の探索者の救助に向かう。 百人前後の視聴者たちに温かく見守られながら、そんな配信を日課としていた彼女のもとに、ある時国内最大の医療法人からオファーが届いた。 「救助活動、やってみない?」 喋ればポンコツ、黙れば最強、やりたいことは人助け。 コミュ障な女の子と愉快なリスナーたちが、助けを求める誰かのために迷宮を転がる物語。 ※カクヨムにも投稿しています。
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ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月25日
連載 46エピソード
死に際に「来世では美しい花にでもなりたいなぁ」と願った花園美咲はマンドラゴラに転生してしまった。 しかし生まれた場所は魔物だらけで危険がいっぱい。美咲は魔物として成長しながら平和な人間の世界で暮らすことを夢見て、人型になることを決意する。 そうしてようやく人として不自然でない姿になったころ、彼女は気付いた。マンドラゴラにはその声を聞いた者を呪い殺す力があるということに。 「私の声を聞いたら人が死ぬのでは……?」 一言も喋らなければなんとかなるか、と人里に降りた彼女は、喋れないせいであらゆる勘違いを巻き起こし、やがて花の魔女と呼ばれてあがめられるようになっていく。 気が付けば魔女の噂を聞きつけた王国騎士や宮廷魔導士など、正体を知られれば即討伐されかねない人間が出入りし、不審な魔女を監視するように ……。 (待って、魔物ってばれたら討伐されちゃう!?) 魔女として人々の役に立つことを証明しながら、正体は隠し続けなければならないマンドラゴラの綱渡りな生活が始まる。 ※毎週水曜更新予定 ※書籍化&コミカライズ化企画進行中。ありがとうございます!
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月25日
連載 57エピソード
竜王の治める国ソフームには、運命の番という存在がある。 運命の番――前世で深く愛しあい、来世も恋人になろうと誓い合った相手のことをさす。特に竜王にとっての「運命の番」は特別で、国に繁栄を与える存在でもある。 「ロイゼ、君は私の運命の番じゃない。だから、選べない」 ずっと慕っていた竜王にそう告げられた、ロイゼ・イーデン。しかし、ロイゼは、知っていた。 ロイゼこそが、竜王の『運命の番』だと。 「エルマ、私の愛しい番」 けれどそれを知らない竜王は、今日もロイゼの親友に愛を囁く。 いつの間にか、ロイゼの呼び名は、ロイゼから番の親友、そして最後は嘘つきに変わっていた。 名前を失くしたロイゼは、消えることにした。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年06月15日
連載 41エピソード
 オーバーラップノベルf様より2025/7/25に一巻発売です!        確か、マジで? って思った。  前世の記憶を持ったまま大正時代の日本に逆行したかと思いきや若干なんか違う世界だ。魔法とかある。でも私にはなかった。そのせいで前世と同じく家族にいない子扱いされている。マジで。何か転生特典とかあるかと思うでしょう。ないの。とても不遇。  「さつきさんのことは……どうしてもそういう対象に見えなくて申し訳ないと思っていた」  生まれた時からの許嫁は妹にとられた。すごく不遇。  だけど私は負けないよ。小さな黒い毛むくじゃらの異形が何故だかずっとそばにいるから。いるだけだけど。  「は!? 寄ってこられたことはあっても逃げられたことなんてねぇよ!」  しゃべらなきゃイケメンの軍人さんに拾われて運が向いてきたかもしれないし違うかもしれない。      **********  同タイトルの過去自作がありますが別物です。似てますけど別物です。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月23日
連載 21エピソード
サルミン辺境伯家は貧乏だった。 そんな辺境伯家に生を受けたエリツィナの家族は、エリツィナが規格外の魔力保有者だったにも関わらず、王都の魔法学院に入学させる費用を惜しんで、六歳でどの子も受けなければならない魔力測定の数値を過少申告していた。 それから十年。辺境伯家の領地を災害級の魔獣が襲い、お抱えの騎士では手に負えないのではと、王宮所属の魔法師団に、当主には内密のまま討伐の依頼が提出された。 依頼を受けてやって来たのは、次期師団長が確実視されていた若き魔術師レシェート・グルーシェン。 「現在進行形で〝結界〟を張ってなお平然とこの場に現れたその娘は何だ! 何故、魔法学院に入学していない⁉︎」 国内でも指折りの魔力保持者であるレシェートは、ひと目見てエリツィナが持つ魔力に気が付いたのだ。 「手順も作法もすっ飛ばして本音を言うならば――これほどの魔術を展開出来る君にひとめ惚れした。結婚してくれ」 「はい⁉︎」 サルミン辺境伯家の執務室に、これ以上はないと言ってもいいほどの驚きの声が響き渡った―― ※カクヨムと並行連載中※
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月21日
連載 221エピソード
「ノエル・スプリングフィールド。役立たずのお前はうちの工房にいらない。クビだ」 名門魔術学院を卒業後、体調を崩した母を看病すべく故郷の魔道具師ギルドに就職したノエル。 母は無事元気になったものの、ギルド長の偏見と嫌がらせのせいで職場での待遇は悪化する一方。 遂には、解雇されてしまうことに。 「生きるって大変だなぁ……」 途方に暮れつつ仕事を探すノエルに声をかけたのは、学院時代の友人だった。 王宮魔術師として歴代最速で聖金級魔術師まで出世。 今や有名人の彼はノエルに言う。 「これまでの人生で、僕が唯一勝てなかった君に力を借してほしいと思って」 かくして、王都に出て王宮魔術師として働き始めたノエル。 日の当たるところに出た彼女は大活躍。 気がつくと王国中から注目を集める存在になっていって――
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月06日
連載 186エピソード
ある日、湖に落ちた私こと壱岐冬華は、何故か幼児化した挙句、異世界の辺境の地へと流れ着いてしまった。運良く絶世の美人である魔導士のクラヴィスさんに助けてもらって状況は理解できたが、これから一体どうすれば良いんだろう。 「ではトウカ。君は今日から私、クラヴィス・ユーティカの養子とする」どうやら私に超絶美人なパパができたようです。「いや、なんで?」 そんな義親子と周りの人達による、ほのぼの辺境革命が今ここに始まる──!? ※『カクヨム』でも同一作品を公開しております。※
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月20日
連載 133エピソード
デルフィーナは間違った淹れ方の紅茶を飲んであまりの苦さに思い出した。 別の人生を生きた経験があることを。 美味しい紅茶を。 飲みたいのは紅茶じゃなくて珈琲であることを。 大航海時代にさしかかっている三つの大陸があるこの世界で、デルフィーナは絶対に珈琲を飲むと決意する。 大商会を傘下に置く子爵家の令嬢が、ちまちまと食や道具類に変革をもたらしながら、珈琲と出会うまで奮闘する物語。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月23日
連載 完結済 32エピソード
車にはねられて命を終えた「私」には前世の記憶がある。前世の私は人の暮らしに理解のない魔女で、偏屈な継母だった。 今世で人として暮らした経験で娘を不幸にしたのを自覚した私は、今度こそ家族を大事にしようと思っていたのに志半ばでこの世を去った――と思ったら、三度目の転生を果たしていた。 魔女、平凡な会社員と続き、三度目の生は王族らしい。大事に育てられているものの、父も母も見たことがないと思っていたら、ようやく会った母親は、なんと前世の娘だった! 魔女の死を乗り越えて幸せに暮らしているかと思いきや、娘は全然幸せそうではなくて。 おいこら娘婿、一体なにがどうなってるの!? 前々世、後悔だらけだった赤ちゃん王女の奮闘は始まったばかり。 ※青空文庫様に掲載されている童話「ラプンツェル」を参考にさせていただいていますが、多少独自改変があります。 ※このお話の舞台はファンタジーの世界であり、現実の歴史とは一切関わりがありません。 作中に出てくる文化・習慣・宗教・風俗等は全て架空のものです。 あくまで創作上のものとして楽しんでいただければ幸いです。 カクヨム様にも投稿しています。 2025/1/25 追記 コメント欄への展開予想の書き込みはご遠慮下さい。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2025年02月25日
連載 48エピソード
『僕らは、恋をするんだ。お互いに』 彼がそう言ったから。 アマレッタは彼に恋をした。厳しい王太子妃教育にも耐え、誰もが認める妃になろうと励んだ。 だけどある日、婚約者に呼び出されて言われた言葉は、彼女の想像を裏切るものだった。 「きみは第二妃となって、エミリアを支えてやって欲しい」 その瞬間、アマレッタは思い出した。 この世界が、恋愛小説の世界であること。 そこで彼女は、悪役として処刑されてしまうこと──。 アマレッタの恋心を、彼は利用しようと言うのだ。誰からの理解も得られず、深い裏切りを受けた彼女は、国を出ることにした。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月22日
連載 65エピソード
冒険者「スイラ」の正体は竜(ドラゴン)である。 彼女は前世で人間の記憶を持つ、転生者だ。前世の人間の価値観を持っているために同族の竜と価値観が合わず、ヒトの世界へやってきた。 「ヒトとならきっと仲良くなれるはず!」 そう思っていたスイラだがヒトの世界での竜の評判は最悪。コンビを組むことになったエルフの青年リュカも竜を心底嫌っている様子だ。 「どうしよう……絶対に正体が知られないようにしなきゃ」 正体を隠しきると決意するも、竜である彼女の力は規格外過ぎて、ヒトの域を軽く超えていた。バレないよねと内心ヒヤヒヤの竜は、有名な冒険者となっていく。 いつか本当の姿のまま、受け入れてくれる誰かを、居場所を探して。竜呼んで「ヒトナードラゴン」の彼女は今日も人間の冒険者として働くのであった。 ※本編完結、後日譚をぽつぽつ更新中
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月23日
連載 121エピソード
現代でOLをしていた私、鴻崎 穂花(こうさき ほのか)は出勤途中の駅でホームから突き落とされ、死んだと思ったらまさかまさかの異世界転生をしてしまっていました。いやどうしてよ。 それもなんでか手乗りサイズの小妖精(ピクシー)になっていた上、私を買ったか貰ったかした通称魔王様から聞いた小妖精の扱いがひどいこと酷いこと。 私この世界で生きれるんだろうか、と思っていたら魔王様から友になれと迫られて…? *注意* 作中の小妖精の扱いがおそらく相当ひどいので、そういうのが苦手な方は閲覧を控えるようお願いします… R18ほどの描写ではないと思っているのでR15に設定しておりますが、お気を付けください。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月09日
連載 10エピソード
『選べ』、生まれてすぐに神子として神殿に引き取られ、外の世界に触れたことのなかったシルフィーリは、故国を滅ぼした皇帝にそう告げられた。皇帝が君臨するこの場にいる人間の中から、結婚をしていなくて婚約者もいない人間を選ぶことが出来たのなら、シルフィーリは生き残ることが出来る。大勢の人の中からシルフィーリが選んだのは、皇帝のすぐ傍にいた青年だった。 腹黒眼鏡(24歳)× 訳あり神子(10歳)の年の差婚約者の溺愛成長録。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月02日
連載 122エピソード
『花(オトコ)より団子(食い気)』で生きてきたアラサー女が気付いたら子供になって見知らぬ場所に!?己の記憶を振り返ったら衝撃(笑撃?)の出来事が。そしてやっぱり周りのイケメンよりも食い気に走る、そんな残念主人公の異世界生活開幕します。(初心者の初投稿作品ですので、気軽にサクッと読んで頂ければと思います。不定期、鈍足更新です)
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年06月06日
連載 完結済 77エピソード
※第12回ネット小説大賞 コミック部門入賞※ 長らく引き取り手のなかった孤児の少女がある貴族家に引き取られた。 美少女だったが娼婦の娘だったため、名前もつけられず存在を疎んじられてきたのだ。 引き取られた貴族家では亡くなった令嬢になりかわって生きるように命じられる。 彼女の容姿は亡くなった令嬢と瓜二つだった。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年02月13日
連載 105エピソード
【コミカライズ決まりました!】  八歳のある日、侍女のミスに憤慨していたところで、激しい頭痛に見舞われたリデライン・フロスト。気を失ってしまうほどの頭痛で、彼女は自身が前世で読んでいた小説の世界に転生していることに気づく。  リデラインは小説の悪役令嬢であり、婚約者である王太子の心を奪った主人公を害そうとしてあっさり失敗、最終的には死んでしまうキャラクターだ。つまりこのままいくと、待っているのはまたもや若くしての死――。  しかし、八歳の時点ではまだ王太子に会ったことはなく、婚約もしていない。  しかも、義兄ローレンスは、前世で推しだったキャラクターである。  権力、財力、魔法、美貌、すべてを持っていて、しかも推しから溺愛されている義妹。この幸せな生活を自ら手放すなんて、愚行も愚行だ。 (悪役令嬢になんかならない。せっかく健康な体を手に入れたうえに魔法まで使えるんだから、また死ぬのなんて絶対嫌。私は平穏な生活のために生きる……!)  前世の記憶を思い出したリデライン・フロスト八歳は、こうして新たな人生の明るい未来を切り拓くと決意したのだった。 ※R15、残酷描写は念のためです。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年07月09日
連載 310エピソード
★TVアニメ2024年1月7日スタートです! 「リーシェ! 僕は貴様との婚約を破棄する!!!」 「はい、分かりました」 「えっ」 公爵令嬢リーシェは、夜会の場をさっさと後にした。 リーシェにとってこの婚約破棄は7回目。ここから新たな人生を歩み、薬師や男装騎士などの生き方を満喫したあと、20歳で命を落としてはこの婚約破棄シーンまで巻き戻っているのだ。 普通なら心が折れる所だが、リーシェのメンタルは強靭だった。 「さあ、次はどんな人生を過ごそうかしら!」 過去6度の人生、侍女や商人なども経験して忙しくも充実していたけれど、今回くらいは長生きしたい。出来ればのんびりゴロゴロ生活もしたい……! なのに今回の人生では、過去の人生でリーシェを殺した軍国の皇太子・アルノルトに嫁ぐことになってしまう。 他者からは冷酷と恐れられるのに、何故かリーシェだけをやたらと甘やかす夫の真意が読めないけど……。 ……いいでしょう。元敵国だろうとなんだろうと構いません。7度目の人生、この城でごろごろを満喫してみせます!! 斜め上の決意とは裏腹に、過去の人生で獲得したスキルをうっかり発揮し、凄腕の皇太子妃として注目を浴びてしまう。 ◆作品の略称はルプなな ※先の展開を予想するご感想につきましては、不正解の場合であっても、他の方がお読みになった際の意図せぬミスリードの発生を防ぐため、削除させていただいております!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年06月22日
連載 229エピソード
6歳の王女クラウディアは、その日すべてを思い出した。 自分の前世が伝説の魔女であり、数多の魔術師を従えていたこと。けれども今世では継母に追い出され、冷遇・搾取されていたが……。 「私はやりたい事しかしないわ。邪魔者は『お掃除』しないとね」 かつて世界を揺るがした魔法の実力で、悠々自適な生活を送り始めたクラウディア。 美少年だが不愛想な黒髪従僕・ノアと共に、高度な魔法で何もかも思うがままの生活を送り始める。 「王都に戻れ? 認められれば王位継承権を与えてやる? 自分の魔法でいくらでも贅沢が出来るのだから、全然興味が湧かないわ。ふわあ、むにゃむにゃ……」 「おい。どうして毎回わざわざ俺の膝で寝るんだ」 魔法の反動で眠たいクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされ、今日もくうくうと寝息を立てるのだった。 (略称は追魔女です)
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月24日
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