王太子と結ばれた没落貴族の娘・シンディは継母の連れ子である義姉・ユリアに虐げられていた。必要もないのに仕事をさせられ、無理矢理やめさせられと思えば家事を押し付けて家から外に出そうとせず、粗末な服を着させて固いパンと薄いスープだけの食事しか与えず、物置部屋に住まわせた。それを知った王太子は、憤慨して自身の護衛騎士達を連れてユリアを糾弾しに行くが、屋敷と土地はすでに売り払われていた。直後、広場付近で見つけたユリアを広場の中央に引きずりだした王太子は、予期しない事態に見舞われる。―――罵倒と糾弾にユリアがキレた事で。