竹橋事件による山縣有朋の失脚により、日清戦争も、日露戦争も起こらず、清国は存続し、第一次世界大戦は少し早く勃発した世界。
凄惨を極めた二度目の大戦で元凶たる社会主義ドイツは滅亡し、残されたのは復興に追われるヨーロッパの列強諸国、それを海の向こうから眺めながら自らもまた復興へと動き出したアメリカ、そして彼らに翻弄されながらも自らの道を歩もうとする南アメリカ、アジア、アフリカの各国だった。
ちょっとした変化から日本史が、世界史が大きく変わってしまった世界で、そんな中でも人は未来に向かって進もうと歩み続ける。果たして日本は、世界はどうなるのだろうか
本作には特定の主人公はおらずあえて言うならば世界史そのものが主人公です。そのため場合によっては読みづらいかもしれませんがご了承ください。