ギャンブル三昧、借金漬けのクズの両親のもとに生まれた俺、葛城光輝。俺は10歳の頃、両親の借金返済のために鎧波組というヤクザに売られてしまった。そこで出会ったのはヤクザの組長の娘、鎧波結愛。彼女もまた俺と同じ、親によって人生が決められた被害者だった。
自由に真っ当に生きたい。同じ夢を持つ俺たちは協力して生きていくことになる。彼女に買ってもらうことで付き人になることができた俺はひとまず結愛の許嫁相手の敵対組織を崩壊させる。
そしてそんな日々を送ること5年。俺は鎧波組の若頭になっていた。いよいよ本格的に普通の生活を送る計画が始まり、高校に進学することになった俺たち。そこで待ち受けていたのはかつて俺を売った両親や敵対ヤクザ、そして警視総監の娘……。
復讐や策略が張り巡らされる中、俺と結愛は普通の人生を送るために奔走するのだった。