行方不明の幼なじみ、達也に会いたいと願っていたら、熱中症で倒れてしまった宮子。次に目を覚ました時、彼女は瀕死状態で異世界に倒れていた。
そんな宮子を助けたのは、探していた達也に瓜二つの大剣士、ターク・メルローズ。
光り輝く不死身の身体を持ち、大剣を軽々と操る彼は、平和を脅かす魔獣との戦いで活躍し、「国の希望」と呼ばれていた。
しかし、まだまだ戦乱が続く中彼はなぜか戦線を離れ、自分の領地に帰って来ている。
宮子は幼なじみにそっくりなターク様に困惑しつつも、命の恩人の彼に「恩返し」をしたいと願う。しかし、様子のおかしいターク様に部屋から出してもらえず、翻弄される日々が続く。
ヒーローのはずのターク様にいったい何があったのか。ターク様と達也の関係とは?
多くの謎があるなか、宮子はターク様の婚約者に憎しみをぶつけられ、不思議な四角関係が始まる。
精神攻撃(?)を受けた不死身の男と、異世界転移で奴隷(?)になってしまった宮子のダークでドロドロだけどなぜか笑ってしまう不思議な恋愛ファンタジー。女性主人公ですが、ターク様の語りも多い他視点で、男性にも楽しんでいただいてます。
物語の性質上ちょっと痛々しいシーンやドキドキするシーンがあります。
※各話についている後書きは、ネタバレになってますので、先に読まないようにご注意ください。
十三章で一度完結としましたが、十四章から続編を開始し、二十一章で完結しました!
【第12回ネット小説大賞一次通過作品】