精霊が住む国、ユーネリア。 平和な時の流れる中で、王家から触れが出された。「王太子妃を選ぶ。ついては娘を一人ずつ王城へ寄こせ――」。
とある伯爵家からは、自然と自由と家族を愛する次女が王城へ向かうことになった。 家族には「帰りを待ってる」と言われ、親友の侍女とともに目立たず生活しようと張り切る次女だが、なにかの度に目立ってしまって空回り。 とっても頭が回って有能なのに苦労性の伯爵令嬢と、彼女を取り巻く人々のお話。 平穏を願う彼女に運命は非情にも囁きかける。《あなたはわたしを覚えていますか――?》 更新滞りまくっててすみません! 改稿作業は続行中です。 7月15日、28〜29話を改稿しました。とか言いつつ微妙に話が新しいです。