はたと気付けば見知らぬ光景、僕の前には金髪碧眼の異国な信奉少女。 　少女曰く、僕は勇者様であるらしい。 　異世界に召喚されたものの、僕は君の勇者様じゃない。 　僕は【氏族】の末席にいる。 　特に語るべき話はないけれど、語るに落ちるとも言うけれど、だからこそ語れる物語だってあるだろう。 　僕は、君の勇者様じゃない。けれど、と僕は続ける。 @ ぶち込める設定の大闇鍋。 異世界転移なのになんか夢ないんだけど系。 主人公の名前は面倒だからないです。 ＠ 暇を見て、ちょこちょこ更新します。