ブックマーク一覧 カテゴリ8 全3件
短編
(これ、前世でプレイした乙女ゲームの世界じゃない?)   婚約者で王太子のヴァージルとヒロインのカトレアが出会ったその瞬間、マチルダは唐突に前世の記憶を思い出した。  女性というのはふわふわしたタイプがモテるもの――――『恋愛の参考にするように』と無理やりプレイをさせられた乙女ゲームだったため、マチルダにはヒロインにも王太子にもなんら思い入れはない。ヴァージルとカトレアの仲をアシストすることも、邪魔することもせず、早く婚約を破棄されたいと考えるように。  そんなマチルダの望み通り、ヴァージルとカトレアは順調に愛を育んでいるように見えた。けれど、次第にゲームとは違った展開を見せはじめる。  マチルダの興味が己に向いていないことを知ったヴァージルは、なぜかマチルダへのアプローチを開始。カトレアに対してもそっけない態度を取りはじめる。 「マチルダ様は、どうしてわたくしたちの邪魔をしてくださらないのですか?」  そんな中、カトレアに呼び出されたマチルダは、彼女からそんなことを言われてしまう。  困り果てた彼女のもとに現れたヴァージルは、思いがけないことを口にして――――?
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2023年04月02日
短編
若い頃、夢中になって読んだ長編ファンタジー小説の主人公の妻に転生した。主人公の妻なのに登場シーンのほとんどなく、ただ"悪妻"と噂される描写が少しある程度だった人物だ。 その小説は、メインキャラはほぼ全員男で、群雄割拠の乱世における英雄達の戦争と冒険の話だったため、硬派な主人公が各地の女になびかない言い訳のために作られたような設定の妻だったように思う。 案の定、我が英雄様は結婚式当日に出陣したまま、転戦を重ねて帰って来る気配すらない。 よし。だったらこの莫大な報奨と資産、私が全部、好きに使ってしまおう! ーーー あらすじを書いたときはコメディを書くつもりだったのに、少し路線が違ってしまいました。あらすじに嘘はありませんが、この作者にしては珍しくしっとりめ。(コメディタグがありません) 最後のオマケだけちょっとコメディ。 ーーー ※あとがき、感想欄の閲覧タイミングにご注意ください。ネタバレ、裏設定などが含まれています。先に見ないほうが、本文の雰囲気をお楽しみいただけます。(見てから2周目はアリ) ーーー 投稿直後、異世界転生(恋愛)日間、週間1位、総合日間4位。その後、投稿一ヶ月で異世界転生(恋愛)月間および四半期1位、総合月間最高14位(短編5位)。 24/01/14朝集計でなぜか総合日間1位!? 投稿一年で異世界転生(恋愛)年間10位(短編1位)、総合年間65位(短編10位)いただきました。 本当に望外のご愛顧いただきました。重ねて御礼申し上げます。
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2023年04月01日
連載 完結済 49エピソード
身に覚えのない罪を着せられ、婚約者である第二王子エルネストから婚約を破棄されたアンジェリクは、王の命令で辺境の貧乏伯爵セルジュに嫁ぐことになった。エルネストに未練はないし、誤解はいずれ解くとして、ひとまずセルジュの待つ辺境ブールに向かう。 初めて会ったセルジュは想定外のイケメン。恋など諦めていたアンジェリクだが、思わずときめいてしまう。けれど、城と領地は想像以上に貧乏。おまけになぜかドラゴンを飼っている!? 公爵家を継ぐために磨いた知識でセルジュと一緒にせっせと領地改革に励むアンジェリクだったが……。 改革を頑張るあまり、なかなか初夜にたどりつけなかったり、無事にラブラブになったと思えば、今後は王都で異変が……。 そして、ドラゴンは? 読んでくださってありがとうございます。 ※ 前半部分で「第1回ベリーズファンタジー小説大賞」部門賞(異世界ファンタジー部門・2021年4月発表)をいただいた作品ですが、他賞への応募許可を得た上で改稿加筆して応募タグを付けました。 ※ 2021年10月7日 「第3回アース・スターノベル大賞」の期間中受賞作に選んでいただきました。→2022年1月31日の最終結果で、なんと大賞に選んでいただきました! ありがとうございます!  加筆修正して書籍化しました。書き下ろしも追加。2022年6月1日 発売。 2022年11月1日第2巻 発売しました。書き下ろしです。 2023年 6月1日第3巻 発売します! こちらも書き下ろしです! 深山じお先生の作画でコミカライズも2巻まで発売中です♪ どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2021年05月21日