ド田舎にすむ三上和仁にはとても美しい少女と交流がある。
お互いに気の置けない関係で、そしてお互いに普通じゃないところがある。
そんな、普通じゃない二人の普通じゃない交流は、彼女からの宣言でしばらく取りやめになった。
されど、普通じゃない彼、彼女の交流が普通の終わり方なんてするはずがなく。
それより始まる、英雄譚。
運命によって定まった通りに事態は終局に向かって加速する。
運命はいつだって英雄に味方をする。
しかし、英雄はいつだってヒロインの味方をするとは限らない。
運命は予定外を許さない。
だが、今を生きている彼らだって、運命の都合なんて知らない。
さあ、我儘に運命を蹴り飛ばす時が来た。
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